【平泳ぎ】省略することなく蹴り切ること




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こんにちは。

水泳個人レッスンKN Swim Labの西川です。

さて、今回は平泳ぎのキックについて。KN Swim Labのコンセプトでもある「蹴り切れ!」これを平泳ぎのキックで解説していきます。

平泳ぎはプルよりキック

平泳ぎは他の3泳法と違い、唯一キックでの推進力が腕での推進力を上回る泳ぎです。

個人差はありますが下半身:上半身で7:3〜6:4ぐらいの割合ではないかと思います。逆にクロールは3:7から4:6。

それだけでも平泳ぎにおいてキックが重要だということが分かりますよね。

平泳ぎキックの推進力はやはり蹴る(膝や股関節を伸ばす)動作から生まれるものが一番大きいかと。

大事なのは閉じること

かかとをお尻まで引きつけ強く蹴り出すことが重要ですね。ただ、ここはまずどんな方でもわかるかと思います。もうひとつ、重要な局面が閉じる動作。

平泳ぎのキックは蹴るだけでなく、最後に閉じる動作が入ります。

閉じる動作から生まれる推進力はわずかなものですが、バタ足同様、この閉じる動作が体を安定させ、下半身のポジションを浅い位置に引き上げてくれる、やはりスタビライザー的な役割を果たすんですね。

この動作に関しては焦りからか、省略してしまう選手が非常に多い。

ジュニアの選手ですと、50m種目が多いせいもあってかとにかくピッチを上げたい。上げたいからどこかを省略する。その結果、閉じる動作が疎かになるといった傾向にあるように感じています。

閉じる動作においては主に太ももの内側の内転筋という筋肉を使うのですが、普段からしっかり閉じることを意識していないとこの筋肉が発達してきません。

だからジュニアのうちにどこかの動作を省略するのはオススメできないんですね。




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引きつける動作

平泳ぎでは他の3泳法にはない「引きつけ」の動作があります。

この引きつけの動作は蹴るため準備動作で、推進力は発揮しません。いや、推進力どころか、ブレーキをかける動作になります。なので、できるだけ抵抗がかからないような引き方を心がけるわけです。

そこで、トップスイマーにも見られるハーフキックというテクニックがあるわけですが、これもジュニアの選手にはオススメできません。

ハーフキックとはかかとをお尻までしっかりと惹きつけることなく、半分ぐらい引きつけたらすぐに蹴り始めるキックのテクニックです。正直、難しいです。

難しいだけでなく、ジュニア選手の筋力だと抵抗は減るが推進力も減るということになりかねません。

やはりプラスになる力(推進力)は落としたくないですよね。

自分としてはある程度の抵抗(ブレーキ)は受け入れなさいという気持ちで指導に当たっています。平泳ぎは抵抗との闘いなんて話もよく聞きますし、実際その通り。ただ、そこだけに執着しすぎて、選手自身が本来持つ力を半減させたくないという思いもあるんです。

ジュニアオリンピック新記録

長年見させていただいている平泳ぎの選手で、ピッチを上げるタイプの選手がいます。

より浅いところで泳ぐ練習をずっとしてきたのですが、浅いところを泳がせるにはやはりある程度ピッチを上げていかなきゃいけません。

自分自身、闇雲にピッチを上げさせることが好きじゃなく、全ての動作を省略することなく泳げるのであれば、この子はピッチを上げさせようって意識で指導に当たっています。

今まで26年間指導に当たってきた中で、平泳ぎではこの選手のみ。

フリーでも1人だけです。

省略せずにピッチを上げるということは爆発的な瞬発力とある程度天性のものがないといけない。

それでもピッチを上げた状態で、しっかり蹴り切ることでジュニアオリンピックで金メダル。そしてジュニアオリンピック新記録まで樹立しました。

JO新記録ってとんでもないことで、それを実現したのが省略しない泳ぎってことになりますね。

体が大きかろうが小さかろうが、関係ないと思っています。

やはり蹴り切ることが大事ですね。

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