【短水路日本選手権2022】本多灯選手の200mバタフライ世界新記録を徹底解剖




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こんにちは。

水泳個人レッスンKN Swim Lab西川です。

さて、先週10月22日、23日、東京辰巳国際水泳場で短水路日本選手権が開催されましたね。

本多灯選手の200mバタフライ、世界記録すごかったですね!

今回はこの本多灯選手の200mバタフライを数字で見ていことう思い、色々なデータを取ってみました。ジュニアスイマーはもちろん、コーチやマスターズスイマーの皆さんにも有益な情報かと思いますので、ぜひご活用ください。

それでは早速行ってみましょう!

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短水路世界新記録200mバタフライ

本多灯選手の世界記録

選手名 本多灯
所属 日本大学
更新日 2022.10.22
記録 1:46.85

更新前の記録

選手名 瀬戸大也
所属 ANA/JSS(2018年当時)
更新日 2018
記録 1:48.24

いや、すごいの一言!

更新前の世界記録は今回の短水路日本選手権、隣を泳いでいた瀬戸大也選手の1.48.24これを1.39秒更新1.46.85。瀬戸選手もレース後、「46秒は速い。ついていけないっすね」と語るほどの大記録。

以下は、本多選手のコメント。

「達成できて本当にうれしい。最高です。このタイムを自信にしてパリ五輪では東京五輪より、さらにいい色のメダルをとりたい」

まだ20歳ですからね。これから期待大です!

本多選手、バタフライ200m短水路世界記録更新のレースはこちらから。



第64回短水路日本選手権200mバタフライ

男子200mバタフライ結果

着順 選手名 記録
1位 本多灯 1:46.85 WR
2位 森本哲平 1:50.52
3位 瀬戸大也 1:50.55
4位 阪本祐也 1:50.72
5位 田中大貴 1:53.05
6位 荻野倖太朗 1:54.04
7位 三浦圭人 1:54.11
8位 佐伯勇武 1:55.35

1位は日本大学の本多灯選手。2位はイトマン近大の森本選手。こちらも大学生、今後に期待。3位の瀬戸選手は言わずと知れた日本のエース。まだまだこれから大復活を期待したいですね。

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200mバタフライデータ

レース展開

・浮き上がりは一歩リードも入りの25mは瀬戸選手が取っています
・25mターン後の浮き上がりでトップに立つ
・水中動作が非常に上手いですね
・50mのターンは本多選手(24.29)、瀬戸選手(24.58)、森本選手(24.69)の順
・100m通過は本多選手(51.39)、瀬戸選手(52.44)、3位は変わって阪本選手(53.02)
・50m通過時の瀬戸選手との差は0.29秒、100m通過では1.05秒と開いています
・150m通過は本多選手(1:18.83)、瀬戸選手(1:20.27)、阪本選手(1:21.60)
・150m通過で本多選手は日本記録を046秒上回っていました
・ここでの2位瀬戸選手との差は1.44秒
・ラスト50mはさらに後続を引き離して1:46.85の世界新記録
・瀬戸選手はラスト25mで森本選手に交わされ3位
・1位 本多灯選手、2位 森本哲平選手、3位 瀬戸大也選手という順になりました

ストローク数

YouTube配信で本多選手のストローク数を確認しようとしたのですが、通過タイムが表示されるため、ところどころ確認できないところがありましたので、確認できたところのみ表示してみます。

0~25m 6回
25~50m 6回
50~75m 不明
75~100m 6回
100~125m 不明
125~150m 7回
150~175m 不明
175~200m 9回

不明のところも6~7回で行っていると仮定すると25mあたりの平均は7ストロークぐらいですかね。

ストロークの効率がいいのはもちろんですが、本多選手は水中動作が強いようで、ターンのたびに他の選手を引き離しているように見えました。

呼吸の回数

200mバタフライにおいて、呼吸の数はすごく気になるところだと思います。

こちらもストローク数同様、YouTubeで確認できたところのみ表示してみます。

0~25m 4/6回
25~50m 不明
50~75m 不明
75~100m 6/6回
100~125m 不明
125~150m 7/7回
150~175m 不明
175~200m 8/9回

分母はストローク数、分子は呼吸の回数となります。

入りの50m以外はほぼ毎回呼吸だと思います。50m種目ではスピードが落ちにくいことから呼吸の回数を減らすのですが、200mで同じことをやると確実に体が動かなくなってきます。

そこで、ほぼ毎回呼吸になっているわけですが、呼吸動作が低く無駄な力が入らない、抵抗を受けにくい姿勢ができているのでスピードが落ちないことがわかりますね。

また、呼吸動作が入るとプッシュが押しにくくなるのですが、その点もしっかり押し切れているように見えます。

ラスト25mは8/9回。ゴールタッチの2ストローク前で無呼吸でした。

ラップタイム

距離 通過タイム 距離 ラップタイム
50m 24.29 0~50m 24.29
100m 51.39 50~100m 27.10
150m 1:18.83 100~150m 27.44
200m 1:46.85 150~200m 28.02

 

タッチ

バタフライに関わらずタッチが合うか合わないかは非常に重要となってきますよね。

そこで今回、本多選手の世界記録レースではタッチが合っていたのかどうかを検証してみたいと思います。

距離 タッチ
25m 詰まる
50m やや詰まる
75m 流れる
100m やや流れる
125m ピッタリ
150m ピッタリ
175m 流れる
200m ピッタリ

ピッタリ:腕が入水して伸び切ったところでタッチ
流れる:入水後、泳いでいるリズムより明らかに長く伸びてのタッチ
詰まる:普段の入水位置よりも手前で肘が曲がった状態でのタッチ

短水路の200mバタフライでは8回壁をタッチすることになります。今回、本多灯選手の世界記録レースではピッタリ合ったのが3/8回です。この3回というのを考えると、やはり水中動作と泳速度がかなり速いということがわかりますね。

ちなみにこのレースでの瀬戸選手は、ピッタリ合ったのが3回、他はすべて流れていました。

まとめ

今回は第64回短水路日本選手権男子200mバタフライで本多灯選手が世界新記録を樹立したレースを振り返ってみました。

ジュニアスイマーやその親御さんから呼吸の回数やゴールタッチ、ラップタイムなどの質問をよく受けます。ここではそれらのデータも載せてありますので、参考になったのではないかと思います。最後になりましたが、本多選手、世界記録樹立おめでとうございます。




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