こんばんは。
深夜の更新、しかも久しぶりの西川でございます。
月並みでこんなこと言いたくないんだけど、もう11月も半ばですよ。
今年はいいスタートを切ったと思いきや、中盤あたりからてんてこ舞いのしっちゃかめっちゃか。このままじゃ終われないぞ。
そう、盛り上がりが足りない！
まっ、その辺りは次回以降書くとして、今日のタイトルは「バカとバカ」
このね「バカ」って使い方によっては悪い言葉じゃないんだよね。
例えば、「水泳バカ」とか「野球バカ」はたまた「筋肉バカ」なんて使いますよね。
これって、本当にバカにしていってる人もいるかもだけど、自分たちの周りでは、ほぼほぼ褒め言葉で、言われてる方も気分よさそう。
だから、この使い方は悪くないんじゃないかって思っています。
もちろん、相手を見極めていう言葉だし、親しい友人との間だけになる話ですけどね。
じゃ、ここからは自分が関わらせていただいた「いい意味でのバカ」と本当のバカ（自分）の話をしてみたいと思います。
あ、これ、水泳の話も多いので、時間あったら最後まで読んでくださいね。
◾️ひとつのことしかやらないバカ
はい、これ、いい意味のバカだと思います？それとも悪い意味でのバカ？
ここでお話しするのはいい意味でのバカ。
▪︎頑なバカ
「あいつは言われたことしかやらない」「言われたこと以外やらない」「もっと自分で工夫しろ」
こんな言葉、スポーツ界でも仕事でもよく聞きますよね。
これだけ聞くと悪い意味なんだけど、ちょっと待って！
言われたひとつのことを頑なにやり遂げた奴がどうなるか知ってます？
自分、知ってるんですよ。
ジュニアオリンピックで金メダルを量産して、中学生でジャパンオープン出て。
って、もうとんでもなく圧倒的な選手になった。
とにかく自分に言われたドリルを繰り返しやってくれて、ペース配分も任せてくれてその通りにやろうとしてくれてました。
自分自慢？
いや、違うのね。
どう泳ぐかは自分が全部決めたわけじゃなく、お互い納得いくまで話し合っての結果。
よし、じゃあこれとこれをやろう！って感じで。
▪︎アレンジバカ
一方、本当にダメなヤツってなにしちゃうと思います？
知識も経験もないのに工夫しちゃうの。
オレは言われたこと以外もできるし、言われたこと以上のことができる！って。
このバカ、まさにオレ！
はい、私の自己紹介ですよ。
もうね、これで先輩を激怒させ、練習会に来るな！って言われたこともあるし、本をたくさん読んでもその通りにしない。すぐに自分でアレンジを加えたりアレンジどころか書いてないことまでやり始める始末。
ご存知の方も多かと思うのですが、自分けっこう本読むんですね。
これまで読んできた本をすべてそのまま実行してたら自分今ごろ大金持ちで、セミリタイヤなんかしちゃってるかも。
本にはすごくいいことばかり書いてあるし、実行もしてみたくなる。
でも、アレンジを加えちゃうんだよね。
◾️ひとつのことしかやらないのはバカじゃない
このブログでも何度か紹介してる「守・破・離」（しゅ・は・り）って言葉、ご存知ですか？
自分の言葉で書くのめんどくさいんで、以下、コトバンクより引用。
剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。
つまり前述したジュニアスイマーは自分自身が「守」の位置にいるといこうことをしっかりと自覚してたんですね。
自分の位置を把握してひとつのことを頑なにやり遂げたことはもう天晴れで、これ以上ないことをやってのけたわけです。
もちろん、やり方にもよるんだけど、信頼関係があれば言われたことしかやらないのも全然ありありのありなんだよね。
逆に自分みたいに、できもしないくせにいろんなことに手をつけると後々、人を激怒させたり、ひどいときはぶん殴られたりしちゃうのね。
◾️言いたいのはこういうこと
だからー、うちの子は言われたことしかやらないって叱るのは、ちょっと待った方がいいかも。
ってことと、水泳に限らず、自分自身でいいコーチだ、信頼できるコーチだって思ったら言われたことを頑なにやればいい。
「守」の時期って一番長い期間だと思うんだけど、そこを上手く乗り越えないと、次のステージには行けないよってこと。
もうひとつ言いたいのが、だからオレのとこに来て個人レッスン受けてみたら！？ってことじゃないのね。
今通ってるクラブのコーチといい関係が築けていて、すべてを任せることができると思ったらそこだけで頑張ればいいって話ね。
◾️ってことで
やっぱバカって言葉は使い方が難しいよね。
難しいから永遠の深いテーマなんだろうな…
それでは聞いてください。
ユニコーンでヒゲとボイン
