10年連続ジュニアオリンピック金メダル 〜奇跡の軌跡〜




こんにちは。
水泳個人レッスンKN Swim Lab西川です。

報告が遅くなりましたが、2024年3月春のジュニアオリンピックで金メダル2、銀メダル2、銅メダル1。
長年パーソナルレッスンで担当させて頂いている選手が今年も大活躍してくれました。

この結果、10年連続でジュニアオリンピックの金メダルに関わらせていただき金メダルの総数は15個となりました。

10年前、50m自由形で同着優勝。
ここから始まった快進撃。

すべては選手、親御さんに感謝です。

選手として大した実績がないから

自分は選手としてJO優勝など大した実績はありません。
体育系の専門学校で水泳指導論、東洋医学、解剖学、生理学、スポーツ栄養学などを学び(ふざけてました)、成人専用の大手フィットネスクラブに就職しました。

水泳指導の始まりは専門学校の実習やアルバイトでの幼児、学童指導から。
就職してからは成人初心者の方やマスターズのクラスを担当させていただいていました。

この頃は、集客率で給料が決まるためわかりやすい指導、言葉遣い、飽させないレッスン、そんなことを考え、たくさんのドリルを考えたり、新聞を読んで社会情勢を学んだりしてました。
なぜ社会情勢?って思いますよね。

就職先は高級クラブでいろいろな有名人や経営者の方が多かったんです。
ペラッペラな知識で接客してたら全部バレちゃうんですね。

もう、自分がバカだってことを自覚してたから焦りまくりでしたよ。
それでもなんとか1年目から集客率はずっと1番でした。

このころ勉強したことは、今考えると正直、表面的なことばかりだったかなと。
水泳のドリルを勉強するにも、このドリルにどんな効果があるのかってことより、難しいから楽しんでもらえそうだな!なんて感じで。

今考えると、ちょっと恥ずかしい気もするけど、後々ドリルの数が自分の武器の1つになったのは間違えありません。
もっと深いところまで勉強しなきゃいけないって気づいたときは、またそこから本を読み漁り、自分の身体で試すの繰り返し。

これはこれで本当に楽しかった。

はじめは選手にビビってた

3年間、社員で働かせていただき、4年目からはフリー契約にしてもらいレッスン1本いくらって契約。
フィットネスクラブって箱があるから、お客さんは来てくれるわけですよ。

だから収入は社員時代の倍以上。
それでも、なんか違うぞ!って常に思ってましたね。

この箱の中に一生いちゃいけない。
30歳になったら下請けのような形からは絶対に抜け出してやる。
お世話になった会社になんてことをって感じですが、これが本音でした。

毎日毎日そんなことを考えて作戦を練ってましたね。

フリー契約だから、この頃から個人レッスンも始めてたわけですが、最初は選手に教えるのが怖くて怖くて。

もう本当に恐怖しかなかった。
選手に関しては一度も楽しいなんて思ったことがなかった。

だからもう本当に勉強しまくったわけです。
このとき、仕事が楽しいとかって感情にならなかったのは今になって本当に良かったと思ってます。

 

バカみたいな目標を立てよう

ここでなにを思ったか、叶いっこない目標を立てたのです。

「JOで優勝する選手を!」って。

今でこそ水泳の個人レッスンって言えばそこそこ知られて来ましたが当時は数えるほどだったと思います。
そんな時代に、しかも選手として大きな実績もない自分が、なんて大それたこと言ってんだよって話。

でも、ホントこう言うのって口にするもんですね。

はじめての金メダルは辰巳の観覧席でしっかり見させていただきました。

もう、号泣号泣大号泣でしたね。

その夜も酒を飲みながらずっと泣いてた。

そのときの金メダルがこれ。このホームページのトップ画像にも使わせてもらってるものです。
左が全中、右がJOのものです。
そう、全中の金メダルも頂いちゃいました。

これは西川コーチのおかげだから、あげるよ。って。
もうまた号泣。

その夜はメダルぶら下げで大宴会してました。

そこから10年

初の金メダル以降は選手もたくさん来てくださり、1本1本のレッスン自体が勉強になる。
選手に関して勉強していれば、幼児や学童、成人初心者、マスターズスイマー、すべてのカテゴリーに対しての勉強にもなる。

レッスン数=勉強した時間

この頃、プールの使い勝手もよかったことから月のレッスン総数は120本ほど。
今は1つのプールにずっといるわけにはいかないのでちょっと無理ですね。

そう考えるとこの10年で自分自身だけではなく、環境も随分変わりましたね。

それでも指導スタイルは変わらないし、KN Swim Labのコンセプトである「蹴り切れ、掻き切れ、泳ぎ切れ」〜すべてのスイマーを勝利に導くために〜

これはずっと変えずに守ってきました。

その中で必要になる知識はその都度つけてきた、その結果10年連続ジュニアオリンピック金メダルに関わることができた。
これは選手とともに成長させていただき、保護者の皆様にも本当によくしていただき、ここまで来ることができました。



これからの10年

さあ、ここからどうするか。

後任の育成もしっかりやりたい。
それでも先のことを考えるのは苦手で、今をどう生きるかが精一杯なところもあるんですね。

自分自身、まだまだ老けこむ年でもないと思っていますし、年齢には常に抗い続けたいと考えています。
新たな事業なんて今は特に考えてないけど、一緒に頑張ってくれる仲間はほしいかななんて思ってます。

それをやるにも、これまで通り、自分で言うのもなんだけど圧倒的な実績と結果を残し続け、このコーチ人間として面白いなと思ってもらえるよう自由に動き回り、見えない努力を続けて行こうと思います。

最後にもう一度、この圧倒的な結果を残せたことは選手、保護者の皆様、幼児からお年寄りの皆様、事務作業を手伝ってくれる仲間、一緒にトレーニングしてくれる後輩たち、自分に関わってくれるすべての方たちのおかげだと思っています。

本当にありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

KN Swim Labロゴリニューアル

今回のジュニアオリンピック金メダル2つを合わせて関わらせていただいた金メダル総数が15個になりました。
これに際して、KN Swim Labのロゴをリニューアルしたました。

ロゴの周りを囲む星の数を2つ増やさせていただきました。




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