5歳で15m6歳で18m!クロールが泳げるようになった子どもたちの成長記録

2026-10-12

こんにちは。
水泳個人レッスンKN Swim Labの西川です。

9月の長雨も終わり、やっと秋らしいいい天気になってきましたね。
体調も戻り、スポーツの秋を満喫し始めることができています。

さて、今日は最近のレッスンでの嬉しい報告を。

今回は選手ではなく、幼児と学童のお子様2人のお話です。

5歳で15m、6歳で18m!クロールで見せた成長

5歳男子

1人目は5歳の男の子です。
スイミングスクールなどには通っていなく、パーソナルを月2回(2週間に1回)ペースで通ってくださっています。

小学生のお兄ちゃん(こちらもスイミングには通っていない)が2年弱続けて来てくれており、半年ほど前から30分だけ水慣れとクロールの基礎練習を始めました。

なにをするにも元気いっぱいで、水を怖がらない。
ただ、この水を怖がらないっていうのは上達には有利な反面、安全面では意外にも要注意なんですね。
その辺のことは、また改めて書きますね。

そんな5歳の男の子が先日、ビート板・ヘルパーなしでクロール15mを泳いだのです。

なんだよ、25mじゃないのかよって思いましたね?
本来なら25m完泳したところで書いた方がいいのかもしれませんが、あまりの嬉しさに自分がフライングしちゃった感じですね。

ちなみに15m泳いだ直後のひとことは「オレ、すげーでしょ!」でした笑

6歳女子

こちらは小学校1年生の女の子です。
同じようにスイミングには通っておらず、お兄ちゃんと一緒に月2回レッスンを受けてくれています。

先ほどの男の子とは逆でとにかく水が怖い。
顔はつけられるが、ずっと壁から離れられないという状況からスタートしました。

この女の子も先日18m付近までヘルパーやビート板などの補助具なしで到達。

水が怖かったことを考えると感動でしたね。

こちらのひとことは、「あー、もう今日はいいや!」でした笑

ホント、それでいい!今日はもういいよ!でしたね。

幼児がクロールを泳げるようになるまでの課題

ここからはちょっとだけ専門的なお話です。

まずはクロールを泳げるようにするまでの順番を書いてみますね。

①水慣れ

まずはとにかく水に慣れさせて、楽しませることが大事です。
シャワーで慣れる、プールの水で顔を洗うなどのことが教本などには書かれていますが、基本的にはもっと自由にやってもらっています。

例えば、足のつくところなどでの鬼ごっこや、男子であれば相撲なんかもしてますね。

②体幹の安定

次は安定して浮くことです。
一般的には伏し浮きや蹴伸びといった感じですが、ここもまずは自由に浮いてもらっています。

ここで大事なのが補助の仕方と補助具の選択です。
ビート板やヘルパーは必ず使うのではなく、体型や水への恐怖心を見て使うかどうかを判断しています。

③キック動作

いわゆるバタ足ですね。
腰掛けキック、壁キック、ビート板キック、これもいろいろと順番があるわけですが、腰掛けキックや壁キックは子どもが飽きるんですよね。

なのでそこは臨機応変に端折る日もあれば、確認のためだけに行うなど気を遣っています。

④ストローク動作

ストロークなんていうと専門的ですが、要は腕を回す動作です。
ここでは大きく回すことや手が通る場所を重点的に見ています。

キャッチとかプッシュなんて言葉一切使いません。

ただし、手が通過する場所だけは、この時期からしっかり覚えさせることが重要です。

⑤呼吸動作

クロールの習得においても、まずは前呼吸(前方を向いての呼吸)を覚えてもらっています。
やはり横向きの呼吸は難しいですからね。

また、バタ足や水慣れなどで補助具を使っていなかった子どもでもこの局面に来てヘルパーを使うなんてこともよくあります。

幼児の水泳指導で大切にしている3つのこと

次に幼児や低学年のお子様のレッスンで大切にしていることを挙げてみますね。
安全面など当たり前のことは今回、割愛させていただきます。

補助

まずはここ。
補助です。

補助と言えば、バタ足のときに両手を持つとか、呼吸のときに前の腕を持つとか、そんな感じです。

で、この補助っていうのは水の中にいる相手に対して、唯一指導者の意思を伝える方法でもあるんです。
だから大事なのが強弱。

ギューギュー掴む補助はダメとか、補助は添えるだけでいいとかって話を聞きますが、それだけでは指導者の意思を相手に伝えることはできないんです。

なんど直そうとしても直らない癖には強めの補助。
できてきたことに対しては弱めの補助。

また、強弱だけでなく、補助を入れるタイミングや離すタイミングも大事。

さらには前面から補助に入るのか、側面から入るのか。

まだあります。
相手が力を入れてくるところでこちらも強く押す。
力を抜いて欲しいところは揺さぶるような補助を入れる。

こういうのはすべて、何回も補助をして感覚で覚えていかないと、咄嗟に補助することができないんです。

言葉の選択

選手にいう、プッシュだとかキャッチだとか、リカバリーだとか…
そんなの泳ぎ始めの子どもにとってはどうでもいいことなんですよね。

だからまずは水泳の専門用語を多く使わないこと。
ただ、稀に水泳の用語を覚えるのが好きな子どももいるんです。
そんな子には曲がった肘を伸ばしていくところがプッシュだよ。とか、単純に押すところがプッシュだよなんて感じで教えています。

もうひとつ大事なのが、体の名称。
肩を大きく回して!より腕を大きく回しての方がわかりやすいことが多い。
さらには手を大きく回しての方がよかったりもするんです。

ここも普段の会話から見極めないといけないところですね。

距離だけにこだわらず回数で褒める

今日は5mまでバタ足できるようにしよう!
これはこれでいいんです。

ただ、できるだけ達成させて自信を持たせて、喜ばせたいわけですよね。指導者としては。

そこでいい方法が距離ではなく回数で褒めてあげること。
バタ足の回数を数えるのはちょっと難しいのですが、クロールの腕を回す動作なら、まずは2回回せたらOK

次は4回に挑戦!
って感じですね。

これ、しっかり自信を持たせることにつながるし、回数が増えていけば必然的に距離も伸びる。
4mあたりまでできたところで、じゃあさー、次は5mに挑戦しようよ。

なんて感じで臨機応変に回数から距離に変えるって感じですね。

まだまだあるけど

まだまだあるのですが、今回は上の3つだけにしておきます。
その他で言うと、
・遊び時間を入れる
・わざと選手がやるような難しいドリルを入れる

などなど。
全部に理由があるわけです。

水泳の個人レッスンだからできる、一人ひとりに合わせた指導

結局なんだかんだで、個人レッスンのいいところはマンツーマンってことですよね。
1人に対してしっかりと時間を使えるし、コミュニケーションも取れる。

相手の意思も確認しやすいから次へも進めやすい。

他にもたくさんありますよ。
でも、宣伝ブログみたいにしたくないので、今回はここまで。

15m・18mの達成はゴールではなく、新たなスタート

なぜ今回、この2人のことを書かせていただいたか。
2人とも25m達成したときでいいのではないか?

そうも思いましたよ。

でもね、選手たちといっしょでやっぱり1人1人のストーリーがあるんですよ。
水が怖かったのに…
前回までビート板を離さなかったのに…
いつもニコニコなのに泳いでる真剣な顔がかっこいい…

そんな思いをいつも持っているのですが、ちょうど同じ週に2人が飛躍的に伸びた。
これは書きたいな〜って、そんな感じなんです。

で、2人は自分よりも冷静なので、「いやまだ15m、18mしか泳げてないし」って感じだと思います。

だから、次のレッスンが大事。
もう一度スタートって感じですね。


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