伸びる子ってどんな子?




こんにちは。
水泳個人レッスンKN Swim Lab西川です。

いやいや、梅雨は何処へ…
先週末は各都道県、高校総体でしたね。

「インハイ切ったよ!」
「関東は決まった!コーチいるでしょ?」

たくさんの嬉しい連絡ありがとう。
関東、1日だけだけどしっかり見させてもらうよ。

さてさて、今回はよくいただく質問で、「速くなってる子どもってどこが違うんですか?」ってお話。

これ、もう先に結論書いちゃいますね。
ズバリ!
人に応援される子
です。

どういうことか、少し詳しく書いてみますか。



コミュニケーション能力

意思表示

1つ目は意思表示ができる子。
前からけっこううるさく言ってるんだけど、まずは意思表示できるかってこと。

親御さんやコーチとの会話で「はい」「うん」「わかった」「いや、わからない」これらをはっきり言えること。
これができないと、指導する側はお手上げ。
これからどうしたらいいのかわからなくなる。

親御さんだと、イライラすこともあるかと思います。

ただ、これができない子はもうダメ!ってわけじゃない。
さっき、お手上げなんて書いたけど、大げさな言い回しね。

原因を考えてみると、指導者が意思表示の妨げになってることもあるんだよね。
各種流行のハラスメントなんかで。

こういう指導者には意思表示しなくていいよ。

自分自身が信頼している指導者であれば、返事はもちろん、わからないことをそのまま自分の言葉でぶつければいいでしょ。

感覚を言葉にできる

「うわ〜、おかしいおかしい、左手だけ水が引っかからない」
「いや、違うんだよ。前はここで体が押し出される感じがあったんだよ」

長い付き合いになる大エースやエースたちは、こういった言葉を小学校中学年ぐらいからぶつけてくる。

「当たり前じゃん、キャッチが外に流れてんだもん」
「じゃ、どうやって直せばいい?」
「今からいろいろドリル試していくから、今日は全部そこだけの覚悟でやって」

こんな感じで、会話からその日の練習内容が明確になる。
そう、決まるのではなく、明確になるのね。

どういうことかって、これでもう練習の充実度が1.5倍ぐらい増しちゃうわけね。
1.5倍ってのは自分の感覚だけど。

だから自分が感じていることを言葉に出すことはすごく大事。
最初は「なんかわからないけど、ここが変」でいいよ。
そこをいろんな聞き方して、解読し、アドバイスに繋げるのがこっちの仕事だからね。

これを続けていけば、いつの間にか「なんかわからないけど」がなくなってくる。
こうやって、コミュニケーション能力も高まって行く。

だから、まずは自分の体が感じていることをどんどん言葉に出さなきゃダメなんだよね。
って話。



人間性

人間性なんてお前が語るな!
って思うよね。
いや、自分でも思うよ。

それでも30年近く子どもたち見させていただいての話なんで、ちょっと我慢して読んでもらえたら嬉しいよね。

ひたむきさ

ひたむきを辞書で調べるとこんな。
一つの事に熱中するさま。いちずなさま。

辞書だとこんな感じ。
そう、熱中、いちず、これって人を熱くさせるよね。
応援したいって思うでしょ。

実際経験した例を挙げると、やっぱり荒木祥花って選手はすごかった。
「強烈」「熱烈」「苛烈」そんな言葉がよく似合う選手だった。


そんな選手相手に、こっちが熱烈にならないわけがない。

そう、人を熱くさせる選手だったね。

いい意味でバカ

一方、いい意味での「バカ」これも人を熱くさせる要因のひとつだと思う。
言われたことしかやらないのは本当のバカ。

言われたことをただひたすらできるまでやるのはいいバカ。

ちょっと言ってることわからないかな?

これって、現場レベルだとひしひしと伝わってくる。
ここができないと速くならないってことを理解して、ひたすら改善しようと取り組む。
これがいいバカだよね。

もうね、見ててなんとかしなきゃ、オレがなんとかしてやるって熱い気持ちにさせてくれる。
こういう子って誰でも応援したくなるでしょ。
こういう子に芽生える感情は「勝たせたい」より「負けさせたくない」って感情。

これは堀田梨心。
もちろん、他にもたくさんいるけど、現時点で名前を出せるのは堀田と荒木の2人だからね。

堀田梨心、正直器用な選手じゃなかったですよ。
自分の前ではあまり感情を表に出すタイプでもなかった。

それでも長く気合ってれば、わかってくるものなのね。
性格や泳力、テクニックとかいう話だけじゃなく、置かれてる環境なんかもわかってくる。
だから、この堀田に関してはいろんなことに対して「負けさせたくない」って思いが強かった。

正直者

これについてもお前がいうな!って話だよね笑

ここも大事。
正直者っていうのは、わからないことを「わからない」とはっきりいう子のこと。

ちょうど今日のレッスンでもあったんだけど、こうこう、こう動かしたら肩甲骨が上がりやすいのわかる?
「いや、ちょっとわからない」
これ、これがないと伸びないよね。

わかんないけど、コーチ怖いから「はい」って言っときゃいいか。
これはダメ。
さっきもちょっと書いたけど、これは子どもだけじゃなく、指導者にも責任があるよね。

わからないってはっきり伝えて、指導者を困らせるぐらいがいい。
そうやって指導者も伸びていくんでしょ。

さっきのレッスンでも、じゃあさ、この感じはどう?
「わからない」
じゃあ、これでどうよ?
「あ、なんとなくわかったかも」

こんな感じで、少しずつ動きと感覚を擦り合わせていく。
徐々に擦り合わせて行く過程があると忘れにくい。

つまり、「わからない」とひとこと言っただけで、得るものは大きくなるんだよね。

まとめ

まとめると、、、
1、コミュニケーション能力が高い
(1)意思表示ができる
(2)感覚を言葉にできる
2、人間性
(1)ひたむきさ
(2)いい意味でバカ
(3)正直者

こんな感じかな。
これらを持ち合わせてる子は強くなるし伸びるよね。

大事なことは、このブログにこう書いてあったからやろうとか、親御さんに言われたからやろうにならないこと。
速くなりたいからやってみようになったら嬉しいよね。
そこもひとつ伸びる要素ってこと。

今回も長々と書かせていただきした。
ブログもかなり長く書かせていただいており、口調もだいぶ変わってきました。

最近は今回のような感じで、丁寧な言葉を使わないことも多くなりましたが、これはこれで自分らしさかなと勝手に思っております。
気分を害すようなことは書いていないつもりですが、言葉遣いについてはこのまま行こうと思っておりますので、ご容赦ください。

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