【スポーツ栄養学】第1回プロアスリートと一般人の違いとは?生活と食事の秘密




こんにちは。
水泳個人レッスンKN Swim Lab西川です。

先日、スポーツフードスペシャリストの資格を取得したことはお知らせしましたが、早速資格を活かして記事を書いていこうと思います。
ホームページ内にスポーツ栄養学専門のページも作りましたのでぜひ見てくださいね。

それでは、記念すべき第1回行ってみます!

プロアスリートと一般人の違い ― 生活すべてをスポーツに捧げるということ

スポーツ中継や実際会場で見た一瞬のプレーに心を奪われた経験はありませんか?
私は最近でこそあまり行かなくなりましたが、以前は毎週のように神宮球場に足を運んでいました。
そうです、無類のヤクルトファンなのです。

生で見る球の速さ、スイングスピード、走塁の技術。
私たちの目には、それらがいとも簡単に繰り出されているように映りますよね。

しかし、その裏側には私たち一般人とは全く違う「生活の積み重ね」があるからこそのプレーなんです。

プロの一日は試合だけで終わらない

プロのアスリートは、試合の時間だけが仕事ではありません。
彼らの一日は、朝目覚めた瞬間から「競技力を高める」ことに紐づいています。

①体を目覚めさせるストレッチや体操
②適切な時間に摂る朝食
③練習メニューの遂行
④昼食・休養・午後の練習
⑤夜は体をリセットするための睡眠

一見すると淡々とした繰り返しのようですが、そのすべてが「最高のパフォーマンスを試合で発揮する」ための準備なのです。

さらに、世界を舞台に戦う選手たちは時差や慣れない食文化に適応しなければなりません。
体を壊すわけにはいかないからこそ、食材の選び方から調理方法まで徹底的に管理する。
これこそが「生活すべてをスポーツに捧げる」という姿勢なのです。

最近私はジョギングをトレーニングに取り入れるようにしているのですが、睡眠や食生活が乱れるとびっくりするぐらい疲労が抜けません。
もちろん、年のせいもあるのでしょうが、だからこそ注意しなければいけませんよね。

というわけで、休日は冷凍庫に入るだけの弁当を自炊し、できるかぎりですが仕事にも持参しています。



食生活は「競技専用」に最適化される

「毎日3食バランスよく食べる」――これだけでも健康的に暮らすことはできます。
でもアスリートにとっては、それだけでは足りませんよね。

一言にアスリートと言ってもたくさんの競技があり、その競技ごとに必要な体の形やエネルギーが違うのです。

・マラソンランナーは1kgの体脂肪さえ大きな負担になる
・相撲取りは逆に体を大きく保つことが生命線になる
・スプリンターや水泳選手は、瞬発力を支える筋肉が求められる

こうした条件に応えるためには、日々のコンディションに合わせて食事を調整し続ける必要があります。

「今日は強度の高い練習だったから、糖質を多めに」
「明日は試合だから、胃腸に負担をかけないメニューに」

そんなふうに、食卓そのものが戦いの一部になるのです。

ジョギングや水泳の練習前に今日は体が重いな〜とか、ダルいな〜って感じる日があります。
体重計に乗ってみると、物理的に増えていることもあれば、体重は変わらないけど体が重い。
そんな日もあります。

そんなとき、前日、前々日の食事内容や睡眠について振り返ってみると、必ずと言っていいほど反省点がみつかるんですね。
私の場合はほとんどがアルコールなわけですが笑

そういった意味でも、振り返りや反省することも大事で、それは練習や試合だけでなく日常の食事や睡眠においても同じなんですよね。

一般人が真似できる「小さなアスリート習慣」

もちろん、私たちが全員プロのように生活することはできません。
ですが、日常に少しアスリートの考え方を取り入れるだけでも体は変わります。

①夜食を菓子パンからゆで卵やバナナに変える
②トレーニング後に軽くタンパク質を補給する
③寝る前のスマホを控えて睡眠の質を高める

こうした小さな習慣の積み重ねが、健康にも運動能力にも確かな効果をもたらします。

私の場合、1日に1~2杯のプロテインとEAAを摂取しているのですが最近はプロテインの中に蜂蜜を混ぜたり、EAAにも蜂蜜と塩をひとつまみなんて感じで、その日のトレーニング内容や気温によっても中身を変えるようにしています。



まとめ ― プロと私たちの境界線

プロと一般人を分けるのは「才能」だけではありません。
日々の食事、休養、そして心構えをどこまで徹底できるか――その積み重ねが、試合での一瞬に結実します。

だからこそ、私たちもできる範囲で生活を整えてみる価値がありますよね。

ジュニアスイマーも一緒!
最近の子供たちは水泳だけではなく、他の習い事などもあり忙しいですよね。
そんなときこそ、食事からも疲労回復を図るような工夫が必要となってきます。

こんな感じで、栄養の重要性から私自身の体験・経験談も交えて更新していきますので、今後もよろしくお願いします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回予告

次回のテーマは「コンディションチェック」です。

どんなに練習を重ねても、毎日ベストコンディションを維持するのは至難の業。
しかしプロや本気で競技に取り組む選手にとって、自分の体を常に“試合に出せる状態”に整えることは欠かせません。

そこで次回は――

①子どもと大人、それぞれに必要なコンディションチェック項目
②「だるい」「息切れしやすい」など日常の小さなサインからわかる栄養の偏り
③食事内容と体調変化のつながり

これらを具体的に解説していきます。
自分の体の声に耳を傾け、食生活をどう整えるか。そのヒントを一緒に探っていきましょう。

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