【競泳】埼玉県総体を終えて

こんにちは。
水泳個人レッスンKN Swim Lab西川です。

浅野の1週間連続投稿の間、おとなしくしておりましたが自分もボチボチと更新していきますね。

去年から埼玉県川口市の某中学校の水泳部に外部コーチとして指導させていただいています。
今年は市の大会では女子全員が賞状をいただき、リレーでは男女ともに県総体へ進出と大躍進、大活躍を見せてくれました。
また、今年は県総体の最終日、時間が空いたので会場まで足を運ぶことができました。
今回はそこで感じたことを書いてみようと思います。

部活動って

去年あたりから学校の部活でも外部コーチをどんどん入れていこうって感じになりましたよね。
ここで頭のいい人たちはひとつのビジネスを考えるわけです。
各法人、団体から学校へコーチを派遣してひとつのビジネスにする。
これ、すごくいいことだし、絶対にやるべきことですよね。

ただ、自分の場合、今のところそんな余裕もなく、ただただお誘いいただいた水泳部を強くしたい、速くしたい、感動したい、感動をもらいたい、そんな感じで取り組ませてもらっています。

部活って「仲間」とか「協力」って言葉が思い浮かびますよね。
そんなことをしたいし、伝えていけたらな〜なんて思っています。

環境の違い

スイミングクラブでの活動と部活動ではいいところ悪いところ、たくさんありますよね。
例えばクラブでは施設も充実しており、練習時間も比較的多くとれる。
一方、部活動だとほとんど場合、プールは屋外で長くても5月から10月ぐらいまでしか学校のプールでは練習できない。

指導する立場としては、この環境でやってやろう!どこまで上げれるか!ってものすごく気持ちが入る。
自分、好きな言葉のひとつに「規制があるから面白い」って言葉があります。
なんの本で読んだかは忘れましたが、この言葉、すごく自分を奮い立たせるっていうか、気合い入るっていうか。

あれはダメ、これはダメ。それ使っちゃダメ、そこでトレーニングしちゃダメ、なんてなってくると、自分の場合、ほとんど交渉に行きません。理由はめんどくさいのと話す時間があったら別の方法を考えようって感じになっちゃうんです。

部活動も同じだと思うんですよね。
学校の規則があり、その中でどこまでできるか。そこを考えるのがすごく面白いし、結果、感動も大きくなる。

自分自身、それなりのレベルで部活動を経験してきたのも大きいかと思うけど、そこで監督やコーチは何をしていたかをよく思い出すようにしてます。
あ〜、あの先生のあのやり方上手かったな〜なんて感じで。

指導の違い

次に実際の指導方法のお話。
まず、自分がクラブのコーチであれば自分の考えのもと、自分の色を強く出したチーム作りになるかと思います。
ワンマンとかじゃなく、少なからずそうなるもんですよね。

部活動の場合、まず顧問や副顧問の先生がいる。
自分よりも長く子供たちと付き合っており、信頼関係も築けている。
つまり顧問や副顧問の先生と生徒たちのチームであることを前提に指導するわけです。

新しいことを取り入れることもあれば、足りないところを提案していく。
あくまでも提案していくことが大事で、ここではオレ色なんてどうでもいい話。
だから部活動に行っても一度も叱ったり怒ったり、もちろん呆れたりすることもありません。

埼玉県総体

ってわけで、2年目の今年、はじめて県総体へ足を運びました。
埼玉は屋内の長水路がないということで、毎年、川口市の青木町公園のプールで開催されます。

他県に比べると本当にいい環境とは言えないのですが、ここも力にしろと話してきました。
でもね、真夏の暑い中、青く輝く青木のプールも悪くないし、なんか感動も大きくなるんですよね。あの屋外の雰囲気は大好きです。
ちなみに自分は屋外の海水プールで試合してました笑

旋風を巻き起こせ

久しぶりにADカードを首からぶら下げ、会場をうろうろ。
まずは学校のテントで生徒たちと談笑。
最終日ということもあり、この日は3名のみ出場。

直前までできるアドバイスをして送り出す。
なんかオレ、仕事してんな〜、クソ熱いぜ!なんて思いながら。

自分の学校の選手が泳いでいるときは最前列でしっかり応援する。これもまた部活動ならでは。
大丈夫、聞こえてる。届いてる。でももっと応援しろ。そんな気持ちで。

結果、全中切り。

男子2人は部活動のみで県大会まで駒を進めた。
もうね、なんだろうね、それだけでおじさんウルウルきちゃって。

クラブで練習している選手に比べたら、言葉は悪いけど素人ですよ。
緊張もプレッシャーもものすごいものがあったはず。それでも大きな舞台で堂々と自分の泳ぎを披露した。それをみんなが応援した。これこそ自分が求めていたもの。
去年より今年。間違えなく、この中学の名前は知れてきているはず。

市の大会では旋風を巻き起こした。
来年はこの県総体でも。

もうひとつの戦い

東京都を中心に水泳の個人レッスンを行なっているわけですが、東京とほぼ同じ数の選手を見させていただいているのがこの埼玉県なんです。
で、なんだろう相性がいいっていうか、長く見させていただいている選手や、連絡を密に取っている選手がたくさんいるのが埼玉なんです。

今回、パーソナルで見させていただいている選手も多数出場していました。

長いお付き合いの草加勢はみんな高校生になってるからゼロ。
川口以外では川越、八潮、北本、鴻巣、さいたまと多数の選手が出場。

中でも色々あり一番気になっていた選手の泳ぎを見れたのが良かった。
大変な思いをして、もう辞めたい。
それでもいいタイムで泳いでた。

なんだろ、すごく複雑な気持ちになったな。
できるじゃん、続けろよ。いやでも、お前の気持ちが一番だからな。なんて感じで100mのレースを見させてもらいました。

それと、もう小さい頃から見させていただいてる選手にはテントのところでお母さんに声をかけていただき、レースプランも伝えることができました。
すごくいいレースをしてた。
1年生で関東進出も素晴らしかった。
あいつも熱い男だよ。

他にも最近来始めてくれた選手をいきなりこのタイミングで見れたのも大きかった。
なるほど、こういう感じでレースに入るのかとか、真面目だな〜とかっていう、これからお接し方なんかも準備できた。

もう一人はなかなかスランプから脱出できずに苦しんでいる選手。
スピードに乗ったとき、全てがハマったときの滑るような泳ぎが復活すればなんて思いながら見させていただきました。

感謝

仕事の関係で13:00過ぎまでの観戦となりましたが、パーソナルで見させていただいている選手の親御さんには全員会うことができました。
そのうち2人は一緒に観戦とレース前の作戦、1人は自分のチームなので指示も。

こんな環境で試合を見させてもらったことに感謝。
声をかけてくださった親御さん、OGに感謝。後半はOGと相合日傘で観戦。


子供たちをここまでサポートしてくださったご父兄の皆さん、顧問、副顧問の先生に感謝。
熱い中、大会運営に携わってくださった方に感謝。

そして、なによりこの環境に身を置かせてくださったOBの親御さんに感謝。

これからトビウオ杯、全中、インハイ、JO、インカレ、まだまだ熱い夏は続きますが、2023年夏、最初の感動をありがとうございました。

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