みなさんこんにちは、 KNSwimLab浅野です。
今回は一旦前回までの自分語り(笑)とは違うテーマで。
先日SP Bodyさんでトレーナー講習を受けてきたわけなんです。
2時間ほどの講習でしたが、とにかく圧倒的な充実度もあってあっという間に時間が経ちました。
そして今回、その講習を経て、水中レッスンでも大事だなと思ったことを抽象的ではありますが書いていきたいと思います。
【水中だけでやればいいてもんじゃないかな】
まず初めに。
タイトルにもなってるんですが、水泳個人レッスンとは言いつつも
水中で見極められることは限られるなってことを感じました。
で、水中以外では何を見極めるべきか。ということなんですが、それはズバリ
コンディショニング
だと思います。
で、そのコンディショニングにも2種類ありまして
・身体的コンディション
と
・メンタルコンディション
があると感じました。
まあ、周知のことではありますが、改めて感じたのがこれらの項目な訳です。
【身体的コンディションの評価】
まず、水泳個人レッスンでできてるようで、できてないかもしれないのが、この身体的コンディション。
そもそも水泳個人レッスンのイメージって、
お客さんと会って
少し話して
じゃあ入水してレッスン開始。
みたいな感じだと思います。
もちろんその中に色々な過程は含みますがざっくりだとこんな感じ。
ただ、今回感じたこととして、
「お客さんの泳ぎの評価=お客さんの問題を知ること」
ではないということです。
まず知らなきゃいけないのは
お客さんの身体の状態を評価すること
だと感じました。
だって体の状態や骨格なんて人それぞれですからね。
泳ぎの特徴が似ているからといって同じアプローチをしていいわけないんです。
そして、その評価方法も今回講座で学びましたが、そこはここでは省略。
ただ、本来当たり前のようでも、実はしっかりと正確に出来ていないことだと思いましたので、
今後は取り入れていこうと思います。
【メンタルコンディション】
これに関しては慎重に行う必要はありますし、踏み込みすぎてもいけないです。
ただ、一対一で行うレッスンだからこそ、その日その日の心理的状態を評価する能力は大事だと思います。
例えば、レッスンにおいての泳ぎを評価する際、悪い箇所があるからと言って
ただドリル練習や水中の練習での改善を図ろうとするのは良くないかも知れません。
これは自分自身が16年ほど選手だったからこそより感じることですが、
パフォーマンスの変化の原因になりやすいのは
精神状態>身体状態
だと思ってます。
実際、少しどこかを痛めてるとか、怪我明けだから、病み上がりだからというのは、
泳ぎの変化においてめちゃくちゃシンプルな要因です。
誰が見てもわかるし、原因も明らかだからこそ、大きな怪我を除いては
そこさえ取り除けばその後のパフォーマンスに大きな変化はありません。
ただ精神面での変化は気付きにくい。
でも日々の練習においてはそれは少しづつ選手のパフォーマンスに悪影響を与え続けます。
しかもそれを引き起こすのは、
大会で勝てなかった、とか標準記録を切れなかったとか、
水泳に関わることだけじゃないのです。
だからこそ選手の泳ぎの変化、パフォーマンスの変化の改善を図る際に大事なのは
水中で泳ぎを見るだけではなく、
「何気ない対話」
なんですね。
大事なのはこの「何気ない」という部分。
資格でも持っていない限り水泳個人レッスンのコーチはメンタル面の専門家ではありません。
だからこそメンタル状況を探りに行ってはダメだと思います。
ただ、この何気ない対話で選手のパフォーマンス変化の要因を多角的に評価し、レッスン内容に工夫を施すことができれば
それは水泳個人レッスンにおいて選手にレッスンをこなう上で正しい道筋だと言えると思います。
【あたり前を見つける】
最後にまとめですが、今回のSP Bodyさんの講座を経て一番学びとなったことは
当たり前を見つけることの重要性です。
今回あげたことは実際、水泳個人レッスンにおいてやって当たり前のことだと思います。
ただ、どうしても水中という狭い囲いにコーチ自身もとらわれてしまって、最適な評価を行えないことがあるかと思います。
だからこそ、より視野を広くして、プール外の視点からも選手を評価する姿勢を持つことは大事であると考えます。
真面目な浅野でした。