こんにちは。
水泳個人レッスンKN Swim Lab西川です。
さて、今回もバタ足のお話。
以前、「バタ足の回転数はこう上げろ!」という記事を書きましたので、合わせて読んでいただければ幸いです。
実はバタ足の回転数を上げるでけではキックは強く速くならないんですね。
それだけじゃ足りないって感じです。
1つ1つキックの質を上げていかなければならない。
それではどんな練習が必要かってお話ですね。
足の付け根から蹴れ?
「バタ足は足の付け根から蹴りなさい!」
よく聞ききますよね。
もちろん、それはいいと思うんだけど、足の付け根から蹴ろう!
って意識が強いと逆に付け根の部分が力んで動かなくなることが多い。
だから自分は足の付け根を緩めろ!
といつも言ってます。
大事なのは姿勢
あ、すみません。
ビート板キック(板キック)で話を進めて行きますね。
まず大事なのが姿勢。
ビート板を両手で持ち、最初は顔を入れた状態でバタ足。
このときの姿勢、ボディポジションはお尻が水面近くにあること。
と言ってもお尻を突き出すようなイメージではなく、軽くお腹をへこませる意識。
なので、水面からお尻がぽっこり出てる必要はない。
水面からちょっと出てるかな〜ぐらいでOKです。
これが基本の姿勢だと思ってください。
水から足を出すな
次に実際のバタ足。
水面から足を出さない。
そう、泡が立たないように意識します。
足を出さないようにお尻を下げたら意味なしですよ!
あくまでもお尻は水面近くで足は出さない。
出さないようにするには足の付け根、そう股関節から曲げなければいけない。
このとき、股関節が緊張してると、足が棒に なったり膝だけを曲げてしまい水面を叩くだけのキックになってしまうってわけですね。
股関節が曲がると膝は下に落ちていくわけです。
下に落ちていった膝を水中で伸ばし切る。
これで足が水面から出ることはないってわけですね。
ただ、この動きでも素早く全力で蹴ると足は大抵水面から出てきます。
これは勢いがついてのことだから問題なし。
最初の段階で、足の付け根から動かそうってところではゆっくりリラックスして蹴るのがおすすめです。
この動きができるとある程度の重さを感じるのと足の甲で水を押す感覚が出てきます。
負荷をかけてみる
次にビート板を立ててキック。
ビート板の面が正面を向くように立てて、半分ぐらいまで沈めます。
このとき大事なのが、腕の力で沈めようとしないこと。
お腹をへこませて、お腹の力でビート板を沈めるようにするのが大事。
この状態でもお尻は水面近くに置くこと。
ここから下にしっかり蹴り込みます。
ビート板を立てているわけなので、かなり抵抗が強いのはわかりますよね。
この抵抗に負けないようにしっかり蹴り込むことが大事。
ただ、進もう進もうとして足を水面から出して回転数を上げるのはダメね。
あくまでも、足は水中でしっかり下に蹴り込む意識を持つことが大事。
さらに負荷をかける
今度はビート板なで顔を上げてバタ足。
ヘッドアップキックってやつですね。
このとき大事なのが前で組んだ両腕を伸ばしすぎないこと。
伸ばしすぎると腰が反りやすくなるからね。
肘は軽く曲げておくのがいい。
ただ、曲げ方も肘が外側に出ないようにすること。肘は下方向に曲げるようにします。
この状態で1つ前のビート板を立てたキックと同じようにお尻を水面近くに上げる。
キックも同じようにしっかり下に蹴り込むこと。
回転数を上げるバタ足と組み合わせる
ここまでやったら、前回の記事で書いたように回転数を上げる練習に移行する。
そう、前回の記事では回転数を上げることだけにフォーカスを当てましたが、絶対に両方やった方がいい。
できれば同じ日に、質を上げる練習、回転数を上げる練習ができるといいですね。
理想は回転数を上げたときに下にしっかり力強いキックを打てるようになること。
そう考えると、自ずと順番も決まってきますよね。
まとめ
大事なのは足の付け根を緊張させないこと。
下にしっかり蹴り込む、押し込むような意識を持つこと。
それからこの練習だけで終わらないことですね。
必ずこの練習の後に回転数を上げる練習も取り入れてほしい。
それから姿勢。
お腹を軽くへこませておくこと。
ボディポジションはお尻が常に水面近くにあること。
こんな感じですね!
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