プーさんが運動したらこうなるんだ…




こんにちは。

KN Swim Lab西川です。

最近、曜日ごとにテーマを分けていこうなんて考えておりまして、本日月曜日は「書籍紹介」をテーマにしてみようと思います。できるだけ水泳の本がいいのかなど考えましたが、水泳専門の本ってあんまり読まないんですよね。

生理学とか解剖学とかそんな本を読んで泳ぎや指導に落とし込んでいくって感じなので。

なので、水泳やトレーニングなので一般でも興味が湧くような本を選んでみようと思います。

で、今回はこちら。

先日インスタでも少し紹介したのですが、なかなか深い本なんです。

クマのプーさん フィットネスブック

著者:A.A.ミルン 原案

E.H.シェパード 絵

高橋早苗 訳

出版社:筑摩書房



この本を紹介する理由

なんでこの本を読んだのか

ズバリ、ジャケ買いです。

仕事の合間、時間が空いたときはネットカフェ、ファミレスまたは近くにある本屋さんをiPhoneで検索。この本は西武池袋線、東長崎駅で見つけた小さな街の本屋さんで発見。

これはきっと、専門的なことは書いてないな、なんて思い手にとってみるとやはり想像通り。

いや、でもなんか深いぞ!

って思い、購入。

実用的なのかな!?

この本が実用的かどうかっていったらNOですかね。

なぜならプーさんがおすすめするトレーニングが高いところにある蜂蜜を取ることとか、風船に捕まって飛ぶことなんかですからね。

クマのプーさん フィットネス・ブック (ちくま文庫 みー30-2) [ A.A.ミルン ]

価格:814円
(2022/8/22 15:44時点)
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著者の紹介

A.A.ミルン、アラン・アレクサンダー・ミルンですね。

有名すぎるイギリスの作家さん。

代表作は『クマのプーさん』シリーズ、『赤い館の秘密』などなど。プーさんの作者ですからもうだいぶ前に亡くなっていますね。1882年1月18日生まれ1956年1月31日没とのこと。

挿絵もイギリスの挿絵画家でやはりプーさんを描いていた人ですね。

本の構成

この本の構成は第1部と第2部に別れていて、第1部がプーのフィットネス物語、第2部がイーヨーのちっぽけなぐちばなし。

第1部のプーのフィットネス物語はプーさんや仲間たちの日常の行動から健康につながる運動が書かれています。これが例えば腕立て伏せや腹筋などではなく、日常あることで書かれているため、ヒントって感じなんですよね。

水泳に関してはこんな感じで書かれています。

涼しい日には元気に、あたたかい日にはさわやかにしてくれる水上運動は、気持ちよく筋肉を鍛えられますし、誰でも楽しめます。だからと言って、みんなが楽しむつもりでいるというわけではありませんが。

「ふたりだと、ずっと心やすい」。およぐときは、この方式を採用しましょう。いつも友だちを見守っていれば、とつぜんおぼれかけたとき手(または前足)をかしてあげられます。

どうです?なんか深いですよね。

水がもたらす健康への影響と安全面にも配慮された文章かと笑

読みながら思ったのですが、意外とこれ一般の方が読んでも意味わからないんじゃないかな?って。これ、自分たちみたいな職業のなら深いね〜ってなるんでしょうけど、水泳や運動に興味がない人が読んだら意外と難しいのかも。

ただ、運動、フィットネスに関するヒントっていうのはわかるし、読んでる最中にこれは何度も読み返したくなる本だななんて思いました。

で、第2部はイーヨーのちっぽけなぐちばなし

イーヨーは陰気で悲観的な性格のロバですね。いつも物事を悪い方へ考えてしまう癖がある。友達思いの寂しがり屋。ってWikipediaで調べました汗

なるほどなるほど、それで愚痴ばかりなんだ。

でも、この愚痴がまたまた深い。

覚えておいてください。人のことなんか、だれもかまわないし、気にかけないものなんだということを。

とか、

だれかに「ごきげんいかが?」といわれたら、「いかがじゃない」とこたえておきましょう。

なんて感じ。

ね!深いですよね。

こんな愚痴が続くのが第2部です。

だから読み終わったあとは正直、拍子抜けでした。ん?なんだったんだ??

って感じで。

ただ、最初のページに戻って2~3ページをパラパラと捲ると、なんだかどんどんのめり込んで行く。

だから深いんですよね。



この本をおすすめしたい方

正直、よっぽどの本好きじゃないと、なんだこれ、これで814円?なんてことにもなるかも知れません。

そこでこの本をおすすめしたいのが、フィットネス関係で働いていて行き詰まった方、真剣にトレーニングをしていて行き詰まった方。選手なんかでもスランプに陥ったときなんかに読むといいかななんて思いました。

水泳を含めたスポーツ関係の方は一度読んでみると、この本は取っておくべき本だなって思うはずですよ。

というわけで、今回はかなりマニアックな書籍紹介でした。

この記事を読んで、よし買ってみようと思う方はあまりいないかと思います。

直接知り合いで、よくお会いする方でしたらお貸ししますので、声かけてくださいね。

いや、無理やり読んでもらって感想を聞くのも面白いかな。




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