こんにちは。
水泳個人レッスンKN Swim Labの西川です。
今回のテーマは久しぶりの「水泳小話」クロールの息継ぎについて書いてみたいと思います。
クロールの息継ぎって、ある程度水に慣れてきたところで迎える大きな壁ですよね。これは年齢を問わず必ずある壁かと思います。もちろん、すんなりできちゃう方もいますが。
今回は以前読んだ本の中で書かれていて、なるほど、そういう考え方もあるのかと、ものすごく勉強になった一文を紹介してみます。
2005年に日本人で初めて100m自由形50秒台を切った佐藤久佳さんについて書かれていたことです。
今は色々なプールで選手を中心に指導されていますね。
当時の日本最速スプリンターの呼吸動作は速くて最も撮影しにくかったそうです。呼吸をし始めるタイミングが遅くてプッシュのところで一気に上げ、すぐに戻すスタイル。
スプリンターには多く見られる呼吸法ですが、それが佐藤さんは桁外れだったのかと思います。
次元が違いますからね。
興味深いのはこの後に書かれていたこと。
呼吸時間が短いのが特徴でスプリンターとしてはいい面。ただ、その呼吸時間の短さは、クロールでの長い距離の練習が苦手な理由としても考えらる。
こんな感じのことが書いてありました。
それを読んだ日から、なるほど。これはただ闇雲に呼吸の動作を小さくしろと指導するのは良くないな。小さくするように指導するときはこのことを常に頭に置きながら説明しなきゃいけないなと思いました。
確かに、短距離種目であれば少しの酸素を素早く取り入れることで呼吸循環器系はカバーできる。でも、長い距離の練習やロングの選手ではそうもいかないですよね。
長い距離を泳ぐときはやはり新しい酸素を体内に多く取り入れていかないといけないし。
また、息継ぎを覚えたばかりのお子様や大人になってから水泳を始めた方、健康のためにゆっくり長く泳ぎたい方にもこのことは当てはまりますね。
確か、この記事はコラム的にちょっと載っていたような記憶が。
本ってやっぱり隅々まで読んだ方がいいですね。
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