クロールのストロークパターン

大は小を兼ねるが…




こんばんは。

水泳個人レッスンKN Swim Labの西川です。

先日、ガイコツ模型の足を骨折させてしまいました😅いや、骨折ではなく足がぶっ飛びました。

で、もっと関節可動域がありかつ、ある程度固定できる人形はないかと探していたところAmazonで見つけました。

いやいや、ホントAmazonはなんでも解決してくれる。

デッサン用のフィギアらしいのですが、30箇所以上可動とのことである程度は水泳の動きについて説明していけそうです。

これを使ってブログやYouTubeが少しでもわかりやすくなればいいかなと思ってます。




さて、本題。

大は小を兼ねる

じゃあ、小は??って話。

クロールのストロークパターンについて。

プッシュでどこまで押し切るかって話によくなるんですよね。いろんなコーチと。

体が小さい選手なら押し切る意識をあまり持たさずにとにかく回転数を上げさせるって話が出てました。

なるほど〜。

リーチが短いと回転数は確かに上げやすい。

体が小さいなら逆にその特徴を活かそうってことですよね。

自分の場合、体が小さいからこそ体幹を使って最後まで押し切ってほしい。腕だけの力ではどうにもならなくても体幹の力をしっかりと両腕に伝えることができれば小さくたってしっかりと押し切れるんじゃないかと

実際に体の大きくない選手を多く見させていただいているのですが、押し切る練習はかなりやってきました。

大きくないどころか表彰台のてっぺんに登っても2位の選手を同じぐらい。そう、小さいんです。

そんな選手や親御さんに何度か相談されたのが、もっとピッチを上げたいということ。もっと腕をぶん回したい、それには最後のプッシュは押し切らずに…

ってニュアンスでした。

それでも勇気を出してやらせませんでした。

体幹の左右の重心移動、骨盤の切り返しのみで上げられるところまでにしようと。腕だけでぶん回せば体の小さいこの子たちは後半もたなくなる。だいたい腕力だけで勝負できる体じゃないと思ったんですね。

これには自分自身の経験も。

今も解消されない、小さな頃から言われ続けてきたこと。「パワー不足」「力がない」「非力」。もう何をしてもこの言葉がついて周り、同じ境遇の選手たちにはなんとか解消させないとなんて思ってました。

今、ジュニアからシニアの舞台へ行こうとしている選手、回転数はかなり速いのですが、しっかり後ろまで押し切れています。これで日本上位の成績も納め続けています。

 

プッシュを押し切る(腕を伸ばし切る)ことが「大」

押し切らずに回転数を上げて行くのが「小」

と仮定すると、大きな泳ぎから小さく速い回転に変えるのはある程度可能かと思うんです。

ただ、押し切らずに泳いでいた選手が大きな泳ぎに変えて行くことは容易じゃないのは想像がつきますよね。だから大は小を兼ねるけど、小は大を兼ねることは難しいんじゃないかって考えています。

ただ、この押し切るって泳ぎ方がすべてのスイマーに当てはまるとは限らない

実際にJO決勝などを見ていると、押し切らずに回転数を上げて勝つ選手もたくさんいますからね。だから、回転数を上げさせるコーチもしっかりと見極めてのことだと思うんです。本当にすごいこと。

自分の考えをブレずに続けながらも他のコーチからもたくさん勉強させていただいています。

これからも、自分の体でいろいろ試しながら試行錯誤していこうってお話でした〜。

ちなみに中学の国語の先生は大便器で大も小もできるけど、小便器で大はできねーだろ!?って言ってたな。



関連サイト一覧
KN  Swim Lab Official Instagram
YouTube KN Swim Lab Channel
I’m a Free Man~水泳パーソナルコーチの自由気ままな日常を~
Kosuke Nishikawa Instagram




クロールのストロークパターン
最新情報をチェックしよう!
PAGE TOP