こんばんは。

水泳個人レッスンKN Swim Labの西川です。

今日はなんと約10年ぶりに選手ではないお子様をパーソナルでみさせていただきました。

顔を水につけることはギリギリできる。

それでも怖いから潜ったりはできない。

そんな状況のお子様でした。

この場合、よく聞くのができることからさせてあげようっていう言葉。

もちろん自分もその考えには大賛成。

じゃあ、できることってなに?ってお話です。

・シャワーなら大丈夫だから強制シャワーに行って水慣れをしよう

・手で水を掬って顔を洗ってみよう

こんな感じですかね?

って、これなんの解決策にもならないし、やってる子供も楽しくないですよね。

だから自分はこの時期のお子様にヘッドアップのクロールをやってもらっています。

ヘッドアップと言ってもハードな練習ではなく、しっかりと補助をしたり、補助の場所や補助の強弱を変えて行きながら、この段階で正しい身体の動きを覚えさせてしまうこと。

またこれらに対するドリルを多く準備しておき、先にヘッドアップクロールを完成させていくようなイメージで進めて行きます。

この方法でやって行くと、ヘッドアップが完成する前に、あっ、今日ちょっと顔つけてみようか!?

で顔つけられたりもしちゃいます。それでもそこですぐに顔を入れたクロールに移らない。

ここだ!と言うところまでヘッドアップができた段階で顔つけのクロールに移って行きます。

この進め方だと、顔をつけられるようになった時、すぐに25mぐらいは泳げるようになっちゃうんですね。

しかもヘッドアップをずっとやってきているから体幹の安定とキックの強さ、重心の移動方法などが身に付いているんです。

顔を入れて泳げるようになった途端、正しいクロール動作ができるようになるってことなんです。

ただ、学校やクラブの進級テストに合格するのは遅れますよね。

まずは顔をつけて潜れるようにとか、蹴伸びで○メートル、と言ったように順を経ていかないといけないから。

それでも親御さんにそこを理解していただければ、この方法はこれまで勉強してやってきた中で本当に正しい動作を身につけられる1番の方法だと思っています。

今回もしっかり説明させていただき、この方法でやらせていただいています。

実際、今日の練習でも顔をつけずに楽しくできたと喜んでくれていたので、まず初回としては上手く行ったかと思います。




幼児専門の先生などにはこんなやり方ダメだ!

と怒られてしまうかも知れませんが、子供に苦痛を与えずかつ飽きの来ない練習にしようとバカなりに考えた結果がこれなんです。実際にこの方法を確立するためには友人のお子様を借りて2年ほど試しながら行い、試行錯誤の末、自分のやり方になったものです。

また、そこまで書いちゃっていいの?なんて思われる方もいるかと思いますが、大丈夫です。

ドリルの種類や補助の場所、補助の強弱、補助の方向など、色々な面からのアプローチを研究しないと、上手く行かない方法なんです。

 

だから、子どもが今できることを履き違えちゃいけない。

今できて、数週間後、数ヶ月後に役立って、苦痛なく、楽しくできることを考えないといけないんじゃないかなってお話です。

これはそのまま選手、マスターズや成人の初心者の方にも当てはめることができますよね。

これが正しいやり方なのかはわかりません。

それでも今の自分の中では1番の方法。これを常にアップデートできればいいなと思っています。

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