こんにちは。
水泳個人レッスンKN Swim Labの西川です。
今日は朝からずっとパソコンパソコン。
途中、ジムで背中のトレーニングを挟み、またパソコン。
パソコンとか事務作業とか、なにやってんだ?って話ですよね。
基本的には水泳のデータを取ったり、それを画像化したり。それからレースチェック。レースチェックは頼まれたものから、ただ自分が興味があるものも。
トップ選手の動画を見るのも楽しいのですが、最近はかわずチャンネルで東京都の大会はほぼ見れますよね。
これが楽しくて仕方ない。
仕事を終えてからも酒を飲みながら見ることもしばしば。
で、今日は女子50m自由形日本記録保持者(2022年2月現在)である池江璃花子選手のジュニア時代のデータをまとめていました。
せっかくなのでインスタとこのブログにもアップしておきますね。
まずは年齢別の記録推移。
50m自由形で最初の壁になるのが30秒を切るところかなと思うのですが、これを短水で9歳の時に切ってる。いやいや、女子ですよ。まさに天才としか言いようがない。
これは長水路と短水路のタイム差です。
ここけっこう質問多いんですね。どれぐらい差があるものなの?って。
まずターンで壁を蹴れる分、短水路の方が速いと思ってもらってOKです。
12歳のところを除くと年々差が少なくなってくるのがわかりますよね。これはターン技術の話ではなく、泳速、パワーがついてきたことが推測されますね。
長水路って回転数を上げすぎちゃうと最後保たなくなることが多いんですけど、パワーがついてくるとストローク長(1かきで進む距離)が伸びてくる。もちろんパワーアップだけが要因じゃないんですけどね。
その辺を踏まえると、年齢が上がるに連れて長水路と短水路の差が少なくなっていくも納得していただけるかな?
最後は1年でどれぐらい速くなったかをまとめてみました。
初めて日本記録を更新したのが確か15歳ぐらいかと。ここから止まらずに上げているのが恐ろしい。
さらに池江選手の凄いところは、ほぼ止まることなく上げ続けているところ。大きなスランプがないところですね。上の表ですと、1年ごとのベストなので、大して驚かないかも知れませんが、データを取っていると全ての結果を調べるわけなんで年間の記録推移もわかるんですよね。
池江選手、年間を通してもほぼ右肩上がりでした。
技術や体力面で上がっていただけでなく、間違えなくコンディションの管理、精神面も充実していたはず。
水泳の練習だけ頑張っても無理なことなんじゃないかと思います。
想像の範疇ですが、息抜きなんかも上手いんじゃないかと。
こんな感じで、ただ数字を並べてみてもそこからいろんなことがわかってくるんです。
ただ、これはジュニアのお父さまお母さまがいちいちデータを取らなくても自分がどんどん見える化して行きますので、そこだけ参考にしてください。
けっこうめんどくさいですから。
ってわけで、多分好評をいただける、そして自分自身いろいろな気づきもあるので、シリーズ化して行きますね。
次は池江選手の100m自由形かな。
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