こんにちは。
KN Swim Lab 西川です。
今日はジュニアスイマーの成績が伸びるタイミングについて書いてみたいと思います。
長く続けてるのにぜんぜん速くならない、タイムが伸びない、もうやめ時?なんてお話を聞くことがよくあります。
ジュニアスイマーの記録が伸びるタイミング
まず、ジュニアスイマーの伸びるタイミングっていうのが今までの経験から大きく分けて2つあるように思います。
コツコツタイプ
1つ目は、年齢を重ねるごと、試合ごとに少しずつタイムを上げてくる選手。
このタイプの場合は大きなストレスもなく練習に臨めますよね。もちろん、また0.1秒しか速くなってないなどの小さな悩みはあるかと思います。
爆発タイプ
2つ目は、ずっと伸び悩み何かのきっかけでど〜んっと速くなる選手。
このタイプは本当にストレスが大きいかと思います。選手自身もそうですが、親御さんもきついですよね。
ただ、1つ言えるのは1番目のタイプの選手でも必ず壁にぶつかるということ。なので1番目のタイプの選手が2番目の状態になることもよくあります。
爆発タイプが伸びるタイミング
では、2番目のタイプの選手がど〜んと伸びるタイミングについて。
これにもいくつか要因があるように思います。
1つ目は身体がしっかりとできてきたとき。身体がデカくなれば速くなるのは当たり前だろ!?と思われがちですが、あながちそうでもないんです。この大きくなっていく過程で技術的な練習やテクニック、普段のトレーニング的な練習を妥協せずに行ってきた選手が一気に伸びて行くようです。
ここ最近、以前は聞かなかった選手の名前を決勝レベルで耳にすることが多くなりました。
ユーチューブやスイムレコードなどでデータを取り、同い年ぐらいの選手たちに聞いてみると昔は小さかったけど急にデカくなったという話を聞きました。
その選手はきっと身長が伸び悩んでいた時にも諦めずいい練習、そして大きくなった時の準備を重ねてきたんでしょうね。
逆もあります。
特に女子選手に多いのですが、急に身体が大きくなり今までよりもピッチが上がらなくなったとか、キレがなくなったとか。正直、女子選手の体重管理は難しいのですが、最初から難しいということを理解し、準備していけば対応できますね。
もう1つのきっかけ。
これは気持ち的なもの。
例えば、元オリンピック選手のレッスンを受けて感動したとか、憧れの選手と練習ができた、本を読んだ、漫画で感動したなど。そりゃないでしょなんて思うかもしれませんが、ぜんぜんあります。パーソナルレッスンもそのうちの1つかと思います。
気持ちのある選手はこういったことひとつでも爆発するきっかけになるんですね。もちろんこれは、急にタイムが上がるのではなく、急に練習に取り組む姿勢が変わる⇨タイムアップしていくといった感じです。
まとめ
自分が見させていただいている選手でも2年間ベストが出ず、去年の12月あたりから4レースで3つベストを更新した選手がいます。ジュニアの代表クラスの選手なので、このレベルで上げてくるのは本当に大変なこと。その選手も2年間腐らず練習し、一つのきっかけ(焼肉?)で一気にきた感じです(焼肉は冗談)。
ベストベストの時は水泳が楽しくて仕方がないと思います。
何をやっても一緒。ベストが出ない、結果が出ない、そんな時、どこまで粘れるか、どこまで腐らずやれるか、どこまで今の自分を受け入れることができるか、スランプなんて簡単に脱出できるもんじゃない。
ただ、脱出した時のベストは今までの何倍も嬉しいはず。
だから、今悩んでる選手は粘れ!自分の実力を受け入れてそれに見合った練習、考えを持つことが大事だと思います。
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