【ジュニアスイマー】長水路と短水路の差はどれぐらいあるの?~日本学童記録編~




*この記事は2022年5月19日の記事をリメイクしたものとなります

こんにちは。

水泳個人レッスンKN Swim Labの西川です。

今日は学童日本記録で長水路と短水路の比較、考察をしてみたいと思います。

まず、長水路と短水路ではターン動作が多いことから短水路の方が記録が速いということを頭においてください。

ジュニアスイマーの保護者の皆様から、長水路と短水路ではどれぐらいの差があるものですか?という質問を多くいただいているため、今日は、学童の日本記録を参考に長水路、短水路の差を比較してみますのでぜひ参考にしてください。

それでは早速!

*記録は2022年5月15日現在のものを使用しています




男子学童記録で比較

男子日本学童記録

種目長水路短水路長短の差
50m
自由形
24.8523.821.03
100m
自由形
54.2752.601.67
200m
自由形
1:59.111:54.704.41
400m
自由形
4:10.784:06.164.62
800m
自由形
8:30.39
1500m
自由形
16:34.6416:03.1631.48
50m
背泳ぎ
28.1926.371.82
100m
背泳ぎ
1:00.4956.523.97
200m
背泳ぎ
2:08.872:03.875.00
50m
平泳ぎ
30.9529.960.99
100m
平泳ぎ
1:07.161:04.632.53
200m
平泳ぎ
2:22.772:18.054.72
50m
バタフライ
26.3925.850.54
100m
バタフライ
58.1656.191.97
200m
バタフライ
2:10.882:06.424.46
200m
個人メドレー
2:09.422:05.503.92
400m
個人メドレー
4:39.574:27.7511.82

まずは長水路・短水路の差を男子の高校日本記録で比較してみます。

50m種目では1.82秒差で背泳ぎが最も差があります。他の年代でもほぼ同じ差で背泳ぎが多いですね。

100m種目も背泳ぎで3.97秒差。短水路の記録保持者のバサロやターン技術が上手かったことが考えられますね。

200m種目も背泳ぎ。結局全部背泳ぎでした。次に差があるのが平泳ぎ。やはりターン後の水中動作に特徴がある泳ぎで差が出ることがわかりますね。



女子日本学童記録

種目長水路短水路長短差
50m
自由形
26.5626.040.52
100m
自由形
57.9556.351.60
200m
自由形
2:05.102:00.924.18
400m
自由形
4:24.044:16.927.12
800m
自由形
9:05.158:48.4716.68
1500m
自由形
50m
背泳ぎ
29.1727.751.42
100m
背泳ぎ
1:02.541:00.102.44
200m
背泳ぎ
2:16.702:10.556.15
50m
平泳ぎ
32.9131.801.11
100m
平泳ぎ
1:10.351:07.532.82
200m
平泳ぎ
2:27.632:24.563.07
50m
バタフライ
27.9527.530.42
100m
バタフライ
1:02.0959.992.10
200m
バタフライ
2:16.582:13.622.96
200m
個人メドレー
2:17.022:12.444.58
400m
個人メドレー
4:54.234:44.819.42

50m種目は男子同様背泳ぎの1.42秒差。男子ほど差がなかったのは男子の方がバサロキックが強かったためですかね。

100m種目平泳ぎの2.82秒差。もう背泳ぎか平泳ぎの二択ですね。

200m種目も背泳ぎなのですが、なんと6秒以上の差。これはバサロの他、短水路記録保持者の酒井選手のスピードかなとも考えられます。



まとめ

はい今回は長水路、短水路の差を学童日本記録で比較してみました。

今回比較してみて、ターン後の水中動作が大切なのはわかっていることですが、背泳ぎ、平泳ぎは特に重要だということが見えてきましたね。

小学生のうちは長水路での大会よりも短水路での大会が多いかと思います。短水路の場合、飛び込んだ直後、壁を蹴った直後にトップスピードに持っていくことが大事です。

さらにターンの回数も多いことから、ターン技術や壁前、壁蹴り後の技術も重要になってきます。

この年代のうちに壁際の意識を高く持ち、練習に臨むことをおすすめします。

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