動は激動の動、静は冷静の静




こんばんは。

水泳個人レッスンKN Swim Labの西川です。

今日はあさイチと夜ラストのレッスン。合間でYouTube更新しました。

とにかく体を大きくしたいので、インスタントラーメンでもタンパク質を多く摂取したいってことで。インスタントラーメン食うな!って思ったでしょ。

大好物な上に、選手のお母様からいただいたので、よりアレンジを加えて!

さてさて、今日のタイトルは「動は激動の動、静は冷静の静」最近の社会情勢のお話ではなく、水泳のお話で。

動っていうのは動くこと。静は静かに動かさないこと(軸や頭を)。

よく水泳は抵抗との闘いなんて言葉を聞きますよね。自分も10年ぐらい前まではそこをすごく意識しながら指導にあたっていました。つまり「静」に重きを置き、とにかく無駄な動きを無くそうと。




そんな考えに固執していたのですが、あるスプリントの選手を見ていて考えがガラッと変わりました。

呼吸で頭が持ち上がり抵抗になる。だからなにがなんでも頭を寝かせよう。もうその一辺倒。もともと「動」に関しては天才的なものを持っている選手。この選手に体の一部ではあるけど、「静」を求め続けたんです。

結果、どうなったか。

「動」の部分が死にました。

そう、自分は見事なまでに選手の長所を奪ったんです。

タイム的にはあまり変わらなかったのですが、明らかに動きが悪い。爆発的なスプリントがない。

選手が大きくなる前に気づいてよかった。すぐに呼吸動作の矯正はやめ、頭でもなんでもぶん回しちゃえ!その方が動きやすいだろ?って感じで軌道修正。

これがすべてではないにしろ、当たったのは間違えない。あのまま気づかずに続けてたら、今あの選手の活躍はないのかも知れない。大失態を犯す寸前だった。

もう1人、同じタイプの弾丸スプリンター。

前にも書きましたが、自分はプッシュを短くして回転数を上げさせる指導があまり好きではないんです。

この選手を見させていただいたのは小6の初め。ほぼ自分の動きが完成しつつある選手でした。が、これがまたプッシュが短い短い。その分、回転数はかなりのもの。

その選手を見始めた時は、気づいてまいした。この子はこの泳ぎで伸ばさないといけない。

ただし、もう少しだけプッシュを長くさせ、その分骨盤やお腹の力を使えるようにしようと企みました。ここは成功。JOではないものの全国規模の大会でしっかり優勝。

これは「動」をフルに活かせた感じですね。

なぜかスプリンターと相性がいいようで、まだいるんです。



この選手は唯一の平泳ぎ。

平泳ぎこそピッチを上げさせたくないと考えていたのですが、見させていただいて3回目ぐらいの時、この子は上げさせていいんだって。上げさせるもなにも伸びを取らせたら減速するんじゃないか。

それぐらいピッチを上げてもしっかりとした姿勢、ストリームラインが取れる選手でした。

このまま行って、体ができてきたら勝てるな!なんて思ってたらJO取っちゃいましたね。

よく、ひとりひとりに合った指導をなんて話がありますが、なかなか一発で見抜くのは困難ですね。自分なんかは特に。ただ、なんだろう、たくさんの選手、たくさんの動き(水泳以外も)をよく見てるとこの子は窮屈そうだなっていうのが見えてくることがあるんですね。

1人目のスプリンターに対して「動」を「静」に変えようとして危うく大失態を犯しそうになり、2人目は「動」をさらに動かした。3人目は特殊で「動」なのに天才的な「静」を持ち合わせてるから、変にいじらず待つ。

ひとりひとりに合わせるって本当に大変で性格とかもそうなんだろけど、同じスプリンターでもここまで違うんですよね。

だから「動」ならばとことん動いちゃえ=「激動」

「静」ならば泳ぎ自体もとことんクールに=「冷静」

言葉に変えるとこんなイメージでやってます。

今見させていただいてる選手全員、自分の中ではこのタイプを見極めようと頑張ってます。年齢的に急に変わってくることもあるのでそこは冷静にクールにやって行こうと思います。

さて、仕事後のブログ更新だとどうしても23:00過ぎちゃう。

明日も早いのですが、ここは気合入れて今からトレーニング行きます!!


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