こんにちは、KN Swim Lab 浅野です。
前回のブログでは僕のボスが僕についてのことを書いてましたね。
僕はニヤニヤしながら読んでいました^_^
期待に応えられるよう頑張りたいと思います。
そして今回は、競泳に関する専門的な部分について書いていきたいと思います。
今日はタッチについてです。
実はこのタッチというわずかな瞬間に勝敗を決める要素が詰まっているんです。
競泳におけるトドメの1発
みなさんは競泳における「トドメの1発」はなんだと思いますか?
例えば、200mの自由形の決勝で195mまで競っているとします。
「なんとかして隣のライバルに競り勝ちたい」
そんな時にラスト5mでできること。
それがトドメの1発であり、競泳で言うとタッチの局面になるわけです。
ただこのタッチの局面に関しては、オリンピックスイマーでさえ流してしまう選手も少なくありません。
ただこのタッチで歴史的な勝敗を決めたレースもいくつも存在します。
なので、タッチの極意についてご紹介します。
合わせにいきすぎるな
よくタッチが合わなくて競り負けたり、伸びすぎてしまうレースを観ることがあります。
確かに、これらは良くありません。
しかし、かといって必ずしも合わせることが全てではないんです。
例えば、壁までラスト5mあたりに差し掛かっできた際、「タッチが合わないかも」と思い迷いが生じてしまった場合は、例えタッチがあったとしても確実にラストの局面で減速が生じてしまいます。
「タッチを合わせる」というのはあくまでも減速をせずスピードを保ったままというのが前提。
だからこそ合わせにいきすぎるあまり減速をする。
これだけは絶対に避けましょう。
選択肢を持っておけ!
では、タッチが合わなそうな局面で迷った際にどうすればいいのでしょう。
ズバリその答えは、選択肢を持っておけ。
です。
どういうことかと言いますと、タッチが合わない時の選択肢は主に二つだと思います。
・のびる
・もうひとかき(半かき)かく
そしてこれらはそれぞれの選手のストローク長によって変わってくると思います。
ですから、壁まで大体○○メートルくらいの時は自分はもうひとかき書いた方がいい、私の場合は伸びた方がいい。
という選択肢を日頃の練習で見極めておきましょう。
練習のタッチは試合のタッチ
先程、練習で見極めておきましょうと書きましたが、練習においてのタッチの意識が本番につながります。
これに関しては全てに通ずることです。
どれだけ練習でいいタイムできていても、タッチを流しているのなら、いい意味でも悪い意味でも練習の全てが試合に反映されるということです。
だからこそ、日頃の練習においてタッチは、「流さず疎かにしない」ということを心がけましょう。