こんにちは。
水泳個人レッスンKN Swim Lab西川です。
2026年春のジュニアオリンピック特集。
今回は11~12歳 女子100m自由形を分析してみますね。
ラップタイム
それではまず今回もラップタイムから見ていきましょう。

レース展開
まずは前後半のラップからレースを振り返ってみます。
前半50m

まず前半を取ったのは5レーンの選手。
続いて4レーンとセンターレーンの2人が最初からしっかり入りましたね。
あと2人3レーン、6レーンの選手まで前半50mを27秒台と全体的にハイレベルな前半ですね。
この時点では矢印型、つまり予選順位とほぼ同じ感じになっています。
100m終了時の順位

後半は4レーンの選手が逆転。
唯一の29秒台でまとめました。
順位変動は多少あったものの、やはり矢印型のまま終了ですね。
ここでなにがわかるかというと、どの選手も予選からしっかり攻めていたと言うことです。
JO一発勝負、ましてやこの年代で予選を抑えることなどほぼありませんけどね。
前後半差で見ると
さて、次は前後半の差で見ていきますね。
1位(4レーン)
前半27.09
後半29.50
前後半差+2.41
2位(5レーン)
前半27.08
後半30.05
前後半差+2.97
3位(3レーン)
前半27.51
後半30.10
前後半差+2.59
4位(6レーン)
前半27.99
後半30.46
前後半差+2.47
5位(7レーン)
前半28.27
後半30.47
前後半差+2.20
6位(2レーン)
前半28.16
後半31.18
前後半差+3.02
7位(1レーン)
前半28.87
後半30.62
前後半差+1.75
8位(8レーン)
前半28.53
後半31.34
前後半差+2.81
前後半差が最も少なかったのが1レーンの選手(7位)で+1.75
最も差が大きかったのが2レーンの選手(6位)で+3.02でした。
1位と2位の順位変動を見ると、明らかに後半勝負になったのがわかりますね。
2位の5レーンの選手は前半勝負に行ったのではないでしょうか。
もしそうであれば、これは勇敢で正しい選択だと自分は思います。
予選も2位通過ですから、優勝するには前半死に物狂いで行くしかない。
結果後半+2.97と落としてしまいましたが、これは予選2位通過の選手としては素晴らしい判断だと思います。
対して1位になった選手は前半同着ぐらいで行けば逆転できるという算段があったかと思います。
50mのターン直後には逆転していますからね。


西川目線!注目はここ!!
優勝した4レーンの選手も2位の5レーンの選手もリカバリー動作が左右非対称なことがわかります。
もちろん、完全に対称な選手はいないのですが、ストレートかとかハイエルボーかとか、戻ってくる軌道が縦回転に近いか、横回転に近いかというお話です。
よく、親御さんにいただく質問でハイエルボー、ストレート、どっちがいいの?
って言うのが多いのですが、自分は「本人のやりやすい方でいいと思いますよ」と言っています。
悩んでいる選手には両方試してもらい、本人の感覚で決めてもらっています。
個人的には100mまではストレートで振り回していいと思っていますが、そこは本人が動かしやすい方がいいですよね。
そんなことも思い出しながら見ていたのですが、優勝した選手に関しては左右非対称なのがはっきりわかります。
つまり同一人物でも左右の関節や筋力は違うってことなんですよね。
ひとつ例に挙げると、去年まで大学で活躍し今年から社会人でも現役続行している選手も非対称。
それでも日本短水路選手権で2位が最高位。
この選手にも左右を揃えた方がいいというアドバイスはしたことがありません。
もちろん左右のリカバリーがほぼ対称な選手もたくさんいますよね。
自分が見させていただいた中では荒木祥花コーチともうひとり高校生です。
彼女、バックの選手だと思っている方が多いかもしれませんが、フリーでもJO優勝してるんですよ。
そんな感じなんで、リカバリーはどうしなきゃいけないって言うのはないと思っています。
今回のレースではどの選手のどの技術というより、リカバリーに注目してしまいました。
今後もこんな風に見ていくことが出てくると思います。













