こんにちは。
水泳個人レッスンKN Swim Labの西川です。
3月27日から始まった、春のジュニアオリンピック。
今日は3レース目の11~12歳女子200m個人メドレーを分析したいと思います。
10歳以下に続き、3レース連続で前半決着となりました。
■結果とラップタイム
順位|バタフライ|背泳ぎ|平泳ぎ|自由形
1位|28.40|34.23|39.77|31.92
2位|29.49|34.35|39.50|31.60
3位|29.43|35.79|39.40|32.55
4位|30.28|35.41|40.52|33.18
5位|30.33|36.57|40.78|32.46
6位|30.66|35.49|41.80|37.56
7位|30.04|34.35|42.91|37.85
8位|30.78|35.08|41.01|37.71
■このレースの結論
以下は優勝した選手のラップタイムと種目ごとの順位です。
種目|タイム|順位
バタフライ|28.40|1位
背泳ぎ|34.23|1位
平泳ぎ|39.77|3位
自由形|31.92|2位
👉 前半で勝負を決めて、そのまま逃げ切り
このレースも完全に「前半型」が勝った展開でした。
と言っても、この選手は平泳ぎも40秒を切っているし、ラストのフリーも2位とまさに万能型の選手かと思われます。
ということは、前半からこの選手を逃したら勝てないってことですね。
■なぜこの結果になったのか?
① 前半で勝負を決めた
1位の選手 vs 3位の選手で見てみましょう。
1位:Fly28.40 → Ba34.23
3位:Fly29.43 → Ba35.79
この時点で約2.5秒差ありますね。
さらに中位との差は3〜4秒以上。この選手が万能型ということを考えればバック終了時点でほぼ順位確定です。
② 後半はむしろ拮抗している
1位の選手:平泳ぎ 39.77
3位の選手:平泳ぎ 39.40(1位)
後半だけなら他の選手も十分勝負できてますね。つまりこのレースでも前半の重要さが証明された形になりました。
③ それでも勝てた理由
・前半でリード確保
・後半は落ちないレベルでOK
・致命的な失速なし
前半のリードを守り切ったようなレースでしたね。
2位、3位の選手の平泳ぎが良かったのですが、ここで追いつかれなかったところもポイントですね。
④ 後半型の選手はどうだったか?
3位の選手
・平泳ぎ:39.40(全体1位)
・自由形:32.55
後半は上位レベルですが届かなかった理由はシンプルで前半で差をつけられすぎたことですね。
■このレースの本質
この年代のIMはやはり前半で抜け出して勝ったレースでしたが、平泳ぎが上手いに追われながらも追いつかれなかったこと。
その前に勝負を決めた感じですね。
このレースではよく耳にする「IMは平泳ぎが重要」というのが証明されている感じがしました。
■見るべきポイント
このレースを見るときは
・前半(Fly+Ba)で何秒差ついたか
・後半(Br+Fr)で何秒戻したか
この2つで構造が100%見えます。
■まとめ
今回の女子11〜12歳200m個人メドレーは完全に「前半勝負」に見えますが平泳ぎの重要性が見られるレースでした。
優勝はできなかったものの2位3位になった選手のような平泳ぎの強い選手がいると、レースが面白くなることもわかりますね。
優勝選手は
・バタフライ1位
・背泳ぎ1位
この2種目で主導権を握り、そのまま逃げ切り。
一方で
・平泳ぎはトップではない
・自由形も圧倒はしていない
それでも勝てた理由は前半の貯金が大きすぎたから。この構造、実は10歳以下とほぼ同じですね。
つまりこの年代でも今回のJOは「前半で決める」が勝ちパターンだったというわけです。
後半で巻き返すには体力的にも難しい。
だからこそ
・前半でどれだけ攻めるか
・そこでどれだけ差を作れるか
ここが勝敗を分けましたね。












