ウォーミングアップとは 運動による怪我の防止や主運動を行うための身体の準備。その運動に対する能力を最大に発揮できる状態を作ること。 |
こんにちは。
水泳パーソナルコーチの西川です。
今日はウォーミングアップについて書いてみたいと思います。
簡単に言うと準備体操って感じですね。
「アップ、ダウンはしっかりやりなさい!」これよく言われると思います。
アップなんか適当にやっとけばいいでしょ!?なんて思ってる選手もいるよね?
いろんな効果があってそれを理解すればアップに対する意識もかわるんじゃないかな。
ってことで、いろいろ書いてみるよ。
①筋温度を上昇させろ!
・筋肉の温度が上昇することで動きが良くなる
・筋肉中の粘着性を低下させて少ない抵抗の動きができる
・肺の換気量や心拍出量が上昇する
②強度を間違えるな!
・疲れを引き起こさない程度の筋温度を上昇させろ
・アップの理想的な強度はVo2maxの30~50%
・短いスプリントは必須だがやりすぎるな
③タイミングよく!
・レースの20~30分前には終わらせろ
・アップの効果は35~85分続く
④セルフチェックを!
・暖かさの感覚
・皮膚の紅潮
・この2つは筋温度上昇のサインだ
次にアップの効果
①筋のストレッチ
・筋肉、腱、関節の柔軟性向上
・ストローク効率の向上
・関節障害の可能性の減少
②リハーサル効果
・ストロークメカニクスの確認
・スタート動作
・ターン動作
・レースペースの確認
・プールに慣れること
最後にアップの手順について書いてみるよ
①入水前に全身のダイナミックストレッチ
・いきなり強度の高いダイナミックストレッチを入れないこと
②スイム
・15~30分のスイム練習
・プルやキック、ドリル
・30~50%の力で
③スタート・ターン
・リレーメンバーであれば、引き継ぎの練習も
④レースペース
・レース中の出だしの確認と中程度の繰り返し
⑤スプリント
・筋温度を上昇させるために25mまたは50mのスプリントを
これはあくまでも理想の形で、実際の試合ではアップをしっかりできない状況もあるよね。
その場合でも上のことを頭に入れておけば、これだけはやっておこう。
これなら確認できるってことになり、不安も少なくなるよね。
はい!
今日はウォーミングアップについてでした。