こんにちは。
水泳個人レッスンKN Swim Labの西川です。
今日はまだ行きます!4投稿目。
今回もテーマは「水泳小話」クロールのリカバリー動作について。
クロールのリカバリー動作は大きく分けて2つ。
手の部分よりも肘を高くして戻す「ハイエルバボー」と肘を伸ばしてもどす「ストレート」どっちがいいのかと言われれば、人それぞれですねって感じになっちゃうかな。
今回はそれぞれの特徴を書いてみようかと思います。
まずはストレートアーム。
短距離ではこのリカバリーをよく見かけますね。それと小学生のジュニアスイマーにも多い。
これは小学生は短距離種目が多いのと回転数を上げるような泳ぎ方が主流だからではないかと思っています。
そう、肘を伸ばしたストレートアームだと入水してから伸びるという動作が少なくなるので回転数は上げやすいかと思います。ただ、ストレートアームは見ていてもわかるように回転半径が大きいですよね。
回転半径が大きいとやはり肩にかかる負担も大きく、肩付近のインナーマッスル(ローテーターカフ筋群)が疲労してきます。だからロングの選手には少ないんじゃないかな。
もう一方のハイエルボーリカバリー。肘を高く上げるリカバリーですね。
こちらの方が肘の高さにもよりますが肩への負担は少ないかと思います。肘の高さが高いほど負担は大きくなりますね。ただ、肘が低いとリカバリー動作が横回転になるので体の中心軸がブレる原因にもなるので注意が必要です。
長距離選手にはこちらの方が多いかなという感じです。
実際に自分が見させていただいた選手で50m,100m自由形のジュニアトップクラスの選手が2人ほどいますが、2人とも練習中はハイエルボーですがスピードを上げての練習になると自然にストレートになっています。
試合中も同じですね。
どちらかにしろと言ったことも一度もないのですが、感覚からそうなるのでしょう。
先ほど書いた、呼吸動作と共通するところもありますよね。
練習中、長い距離を長時間続けるのにずっとストレートで泳いでいたら持たない。でも、ここ一番、短い距離でのスプリントのときは自然とストレートになる。そんな感じかと思います。
また、どちらにも言えることですが、大きく回すことを意識しすぎて指先をできるだけ高く上げたり、肘をできるだけ高く引き上げたりするのは肩に負担がかかります。
角度や高さは自分自身の柔軟性で変えるのがおすすめです。
池江さんのリカバリーはなかなか真似できませんよ笑
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