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こんにちは。

水泳個人レッスンKN Swim Labの西川です。

今日はドライランドトレーニングのお話。かっこよく言うとドライランド、慣れた言葉では「陸トレ」ですね。

現在見させていただいている選手の多くが小学校時代から見させていただき、大学生、高校生、中学生になっている状況です。自分でも随分長くやらせていただいてるなと、色々なことを思い出します。

もちろん今でも、一番下で水慣れの小学校1年生のお子様を見させていただいています。水が怖い子どもにも少しでも水泳に興味を持ってもらい、楽しんで欲しいと思っています。

さて、今日はその上の選手たちとのお話。

「コーチ、○○を鍛える陸トレ教えて!」

やはり中学生以上になってくるとこの質問がとても多くなります。

自分自身の弱点や環境を理解しての質問なので、こちらとしてもしっかり答えていかなきゃいけませんね。

で、今日はその陸トレで注意しなければいけないところを少し紹介してみようと思います。

水泳って全身運動でバランスの取れたスポーツってイメージが強いかと思います。

確かに上半身、下半身、また左右半身もバランスよく使える運動ですね。

ただやはり、同じ動作をずっと繰り返すというのは必ず筋肉にアンバランスを生じさせるんです。例えば広背筋(背中)や大胸筋(胸)などの大きな筋肉は肩甲骨を安定させるようなローテーターカフ筋群(肩甲骨周りのインナーマッスル)などに比べると発達しすぎることがあります。

下半身でも大腿四頭筋(太ももの前)や股関節の筋肉が優勢にになり、裏側であるハムストリングス(太ももの裏側)やお尻の筋肉を弱くしてしまうこともあります。

こういった筋肉のアンバランスは、柔軟性のアンバランスや姿勢のアンバランスも生んでしまい、怪我をしやすい体になってしまうんです。

これ、本当に情けないのですが、最近の自分がまさにそう。

しかも、水泳ではなく、事務仕事やバイク移動など同じ姿勢を長時間続けた結果の話です。

首、肩、腰、股関節、すべて不調に陥りトレーニングもバランスを考えたもの、トレーニング前後のアップやダウン、ストレッチなどもしっかりと見直し始めました。




簡単に言うと、トレーニング前(練習前)はダイナミックストレッチと言ってラジオ体操のように体を大きく動かすようなストレッチ。トレーニング後(練習後)はじっくりと伸ばすスタティックストレッチと言った感じでの使い分けが大事ですね。

これも自分で硬いと自覚している部分や疲労が残っている箇所は多めに時間を割くことでバランスを整えるようにするといいかと思います。

で、今日のこの記事の中で伝えたいことは、まず自分の弱点を知ることですね。

弱点も筋力的な弱点なのか、柔軟的な弱点なのかを把握して、それに見合ったことをしていかなければいけません。

自分の得意とすところ、強い筋肉だけをさらに鍛えて行くとアンバランスが生じ、必ず不調に陥ります。疲労感などは担当のコーチよりもやはり自分自身の感覚が重要。

あ、ここ疲れてるななんて思ったらその箇所をストレッチ、ここの箇所は弱いななんて思ったらそこをトレーニング。

こう言った感じで、本当にバランスのいい体を作るのが陸トレをする目的なんじゃないかと思います。

陸トレ、トレーニングと言うと、どうしても筋トレをイメージするかと思いますが、ストレッチや疲労回復を図ることも立派な陸トレなんですよ。

バランスを崩すと、速く泳げなくなるだけではなく、怪我もしやすくなりますよってお話でした。



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