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こんにちは。

水泳個人レッスンKN Swim Labの西川です。

はい、本日3投稿目もテーマは「コンセプト」掻き切れ!ってお話です。

前回までの2回でキックはしっかり蹴り切りましょうってお話をしたのですが、今回は腕のストローク動作を掻き切る(押し切る)というお話です。

クロール、背泳ぎ、バタフライの3泳法において、掻き切るということは肘を伸ばし切ることだと思ってください。

主に働いている筋肉は腕の裏側の上腕三頭筋。

この筋肉で肘を伸ばすわけなのですが、あまり大きな筋肉ではないのが分かるかと思います。

この比較的小さな筋肉だけで掻き切るのはとても辛い。バタフライや自由形でもレース終盤で三頭筋に乳酸が溜まり押し切れないなんて経験、ほとんど方があるんじゃないですかね。

今回はこの掻き切る動作に対してどんな筋肉を動員するかってお話ではなく、掻き切ることの重要性について。

キックのところでも書きましたが、運動動作は動き始めよりも動作の後半の方が大きな力を発揮します。腕のストローク動作においては、前半部分のキャッチ動作よりも後半のプッシュ動作の方が大きな力を発揮すると言うことになりますね。

そういった観点でもこのプッシュはしっかりと押し切りたい。




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もうひとつ、意外と気づかないのがプッシュの次の動作であるリカバリー(水面上で腕を前方に戻す)動作。

クロールのリカバリーが低くなってしまう。バタフライのリカバリーで水面を触ってしまう。背泳ぎのリカバリーの軌道がおかしい。

これらは、肩関節の可動域、柔軟性の問題もあるかと思いますが、プッシュ動作をどう終えているかで変わってくることが多くあります。

例えばバタフライ。

成人初心者の教室でプッシュは省略して横から抜いちゃいましょうと言う方法を見かけます。確かに一番重いプッシュを書略しているので楽に泳げるのかも知れません。

ですが、やはり進みは遅いし、リカバリーで水面を触ってしまっている方を多く見かけます。

もちろん、肩をはじめとする関節に疾患などがあればその方法もありかと思います。自分は疾患がない限り、成人の初心者の方でも最後までしっかりと押し切ることを推奨しています。

ここではテクニックの話は書かないとしたので、押し切る方法はまた次の機会にでも。

これは初心者の方だけではなく、ジュニアスイマーにも共通することですよね。実際、クロールのリカバリーが横回転になってしまう選手のプッシュ動作を矯正したところリカバリーも良くなったと言うことが何件もありました。

こんな感じで、掻き切ると言うことは推進力そのものの発揮だけでなく、次の動作であるリカバリーにも大きな影響を与えていることが多いんです。

だから何事も省略せず、省略させない泳ぎ方を身につけてもらうと言うのも自分自身のコンセプトのひとつとなっているというお話でした。



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